エルダー2023年8月号
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LeadersTalkNo.99努力義務化により、労働者の就業期間が延伸傾向にあるなか、企業にとって避けては通れないのが、賃金をはじめとする人件費の問題です。なかでも退職金制度は高齢者雇用とも密接にかかわっています。そこで今回は、退職金制度に詳しい玉川大学教授の石田万由里さんにご登場いただき、高齢者雇用と退職金制度の関係、そして人件費をコストではなく投資と考える人的資本経営について、お話をうかがいました。さん石田万由里退職金を自ら守る金融リテラシー教育機会など企業の支援も重要玉川大学経営学部教授1エルダーエルダー1いしだ・まゆり明治大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。専門は財務会計(制度会計、国際会計)とし、おもな研究テーマは、金融商品の会計的特性(負債と資本の区分問題)など。2016年より玉川大学経営学部国際経営学科准教授、2021年より現職。おもな著書は『27業種別 簿記・会計の処理と表示』、『ビジネスセンスが身につく会計学』、『ビジネスセンスが身につく簿記』(中央経済社、すべて分担執筆)など。70歳までの就業機会の確保の

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