貴金属装身具製作技能士三み塚つ晴は司じさん(72歳)るか約半世紀にわたり﹁よせもの﹂を手がける金、銀、プラチナなどの貴金属や天然宝石を用いた装身具(ジュエリー)の製造法には、量産に向いた「キャスト(鋳造)」と、手作業による「よせもの(寄せ物)」がある。東京都文京区に工房を構える三塚晴司さんは、約半世紀にわたり「よせもの」を手がけてきた。合金を溶かして複数のパーツを接合する「ロウ付け」や、宝石を貴金属の枠に留める「石留め」の技術を得意とする。現在は個人の顧金属を思いのままに加工し一点物のジュエリーを製作61エルダー vol.331
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