録業務や入居者の見守りが可能になった。エイジフレンドリーの取組み師によるエイジフレンドリー研修を実施している。研修には60歳以上の職員だけでなく、管理者や部会メンバーも参加し、エイジフレンドリーについて理解を深めている。▼健康管理、安全衛生の取組み年2回、各現場の60歳以上の全職員を対象にKYT(危険予知トレーニング)の参加が必須となっている。日常業務や生活において事故が起きないように行動する意識づけを行う内容となっている。また、誕生月には体力測定を実施している。内容はリハビリ担当職員が中心となって作成し、実施の際には看護師も立ち合い、体力テストの結果から本人に合わせた体操や生活改善アドバイスも行っている。栄養面では、管理栄養士が企画し、健康維持につなげる勉強会を開催。楽しみながら取り組めるイベントは全職員から好評である。体力面では、肉体的負担軽減のために、腰痛ベルトやノーリフトケアのための機器を導入しているが、腰痛予防はどの事業においても大きな課題となっている。職員の健康管理を推進していく取組みとして、健康ポイントを貯めた職員を表彰する「健康ポイントカード制度」や、外部講師による「健康被害研修」を実施し、禁煙成功者には理事長が表彰状を授与するなど、健康増進への意欲の向上を図っている。▼サークル活動を通じた心と体の健康づくりソフトボール)には高齢職員も所属しており、さまざまな年代の職員とコミュニケーションをとりながらリフレッシュすることができ、仕事のモチベーション向上につながっている。社内サークル(ヨガ・フィッシング・山登り・▼EPA介護福祉士候補者や外国人技能実習生、▼「てんじん心得帳」の活用「てんじん心得帳」という携帯マニュアルを用いて、定期的な研修を行っている。日常業務で不安なことがあれば、すぐに確認できるようにしている。障害者等への支援・指導役介護現場を支える戦力としてEPA介護福祉士候補者と外国人技能実習生を受け入れており、職員全体の13%を占めている。約50人のインドネシア人が働いており、宗教や文化の違いはあるものの運営に特に問題は生じていない。経験豊富な高齢職員が、外国人技能実習生の育成にも力を注いでいる。(3)雇用継続のための作業環境の改善、健康管理、安全衛生、福利厚生の取組み職員の健康管理に取り組んでおり、2020年、2021年は「健康経営ホワイト500」に、また、2022年、2023年は「健康経営優良法人」に認定された。その背景には以下のような多彩な取組みがある。▼業務支援による負担の軽減介護施設では手書きによる記録、報告、伝達業務が多くを占め、たいへんな作業負担となっているが、それを軽減するため業務のIT化を行った。パソコン入力作業が苦手な職員はスマートフォンに音声入力することで負担が軽減された。IT化により、自分のタイミングで記▼ダイバーシティ部会によるKYT(危険予知トレーニング)の様子(写真提供:社会福祉法人天神会)社会福祉法人天神会3060歳以上の職員をおもな対象として、外部講
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