■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■7■■高齢者雇用先進企業を表彰「高年齢者活躍企業フォーラム」を開催独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は10月6日(金)、厚生労働省との共催で、「令和5年度高年齢者活躍企業フォーラム」を開催した。同フォーラムは、「年齢にかかわらずいきいきと働ける社会」を築いていくために、企業や個人がどのように取り組んでいけばよいのかを一緒に考える機会として開催。同フォーラムでは、高齢者が働きやすい就業環境にするために企業等が行った創意工夫の事例を募集した「高年齢者活躍企業コンテスト」の表彰式と、東京大学名誉教授の佐■藤■博■樹■氏による基調講演、コンテスト入賞企業によるトークセッションを実施した。はじめに、武■見■敬■三■厚生労働大臣とJEEDの輪■島■忍■理事長による主催者挨拶があり、その後に行われた表彰式では、厚生労働大臣表彰として、最優秀賞の有限会社小■川■商店をはじめ、優秀賞の社会福祉法人フェニックス、井■上■機■工■株式会社、特別賞の弥■生■交■通■株式会社、株式会社尾■賀■亀■の5社に、厚生労働省の山■田■雅■彦■職業安定局長より賞状が授与された。最優秀賞を受賞した有限会社小川商店の小■川■知■興■代表取締役は、「2013年度より始めた高齢者雇用の取組みが、10年の歳月を経てこのような評価と栄えある賞をいただきましたことを、たいへんうれしく思っております。ありがとうございます」と満面の笑みで受賞の喜びを述べた。次に、当機構理事長表彰として、優秀賞の株式会社マエカワケアサービスをはじめとする6社に輪島理事長より賞状が授与された。また、特別賞の15社が紹介された。表彰式後の基調講演で佐藤氏は、「多様な人材が活躍できるダイバーシティ・マネジメント:管理職の役割が鍵」と題し、労働市場の構造変化により、働く人が多様化しているいま、多様な人材を受け入れ、それぞれが能力を発揮する仕組みをつくることがダイバーシティ経営の鍵であり、また、高齢者も活躍できる職場づくりであるとして、多様な部下を持つ管理職に求められるスキルなどについて解説した。休憩後は、入賞企業から有限会社小川商店(小川知興代表取締役)、社会福祉法人フェニックス(吉■田■理■地域共生社会推進室長)、井上機工株式会社(塩■原■勇■一■代表取締役、鈴■木■穂■高■総務課長)の3社と、コーディネーターとして東京学芸大学教育学部教授の内■田■賢■氏が登壇。3社による自社の取組み内容の発表と、「70歳就業時代のシニア社員戦力化〜入賞企業に聞く」をテーマにトークセッションが行われた。トークセッションでは、コーディネーターである内田氏から、雇用がもたらした想定外の効果や課題、高齢者の労働災害防止で特に気をつけていることなどの質問が投じられ、各代表者が取組みの姿勢や考え方、状況などを実際の行動と実感に基づいて語った。本誌2024年1月号で掲載する予定。なお、基調講演とトークセッションの詳細は、挨拶を行うJEEDの輪島忍理事長特集令和5年度 高年齢者活躍企業コンテストエルダー60歳以降の処遇を決める際の考え方や、高齢者令和5年度26社
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