エルダー2023年12月号
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これから先の100年を見すえたサステナビリティビジョンを策定全国のミドル世代400人以上を対象にオンライン研修重要だが緊急ではなかったミドル世代のキャリア形成研修︑面談︑リスキリングで先手を打って支援する株式会社明治(東京都中央区)日本人なら、だれもが一度は口にしたことがあるであろう、お菓子や乳製品などの製造を行っている大手食品メーカー、株式会社2016(平成28)年にグループ創立100周年を迎え、創業以来つちかってきた明治グループの企業価値をさらに発展させていくべく、「明治グループサステナビリティ2026ビジョン」を掲げ、社会課題の解決に向けた人財の育成に取り組んでいる。同社では、2022(令和4)年より、50代社員を対象とした「キャリアデザイン研修」と「キャリアデザイン面談」を実施し、リスキリング支援を行うなど、ミドル世代を活性化させる取組みを推進している。同社のミドルのキャリア開発支援について、実務を担当している人財開発部D&I推進グループの齋■藤■明■敏■専任課長と人財開発グループの上■田■五■郎■専任課長にお話をうかがった。明治。同社では、2021年から全社員の個性が輝き、多様な人財の融合から大きなイノベーションの創出を目ざし、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)プロジェクト「DIAMONDプロジェクト」を推進しているが、その一環としてほぼ同時にスタートしたのが、キャリアデザイン研修とそれに続くキャリアデザイン面談だ。「第一回のキャリアデザイン研修は2022年10月に実施したのですが、それ以前からキャリア開発支援に関しては社内で課題として共通■■■■■■19人財開発部D&I推進グループの齋藤明敏専任課長(左)、人財開発部人財開発グループの上田五郎専任課長(右)特集ミドル世代から始める 生涯現役時代のキャリア研修エルダー事例22

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