)」という疑問詞を「なに(What)」に変えてみましょう。そうすることで、この①成果承認だけを使っていると「成果や結果が出ていないのに承認できない…」となり「おかえし言葉」がかけづらくなってしまいます。業務によっては、そもそも「目覚ましい結果」が出ない業務もあります。そういった際は、「成果承認」だけで承認しようとすると「おかえし言葉」が不十分になりがちです。迷ったらおすすめしたいのは「行動承認」です。相手が何かやってくれたときに、すぐさま行動を受けとめる「おかえし言葉」を届けてみましょう。に加わったときに、どのような「きっかけ言葉」を使うと効果的でしょうか。再雇用といっても、元々は別の職場で働いていた方のケースです。おすすめしたいきっかけ言葉は「〇〇さんに期待することは〜〜で、そのため△△ということをしてもらいたいと思っています」です。ポイントは二つです。一つめが、相手の名前をつけて会話をはじめること。日常の挨拶でも「〜さん、おはようございます」と、名前をつけて挨拶するだけで、相手からも「あ、〜〜さん、おはようございます! じつはちょっと相談したいことがありまして…」なんて、あいさつプラスアルファの情報交換ができる「きっかけ」になりますのでぜひ試してみてください。これは、4つの承認でいう④存在承認ともいえるでしょう。二つめが、期待している行動を、期待や目的や意義とセットで伝えることです。きっかけ言葉のポイントで「かみ砕く」ことをお伝えしました。相手がどんな行動をとればよいかわかる、効果的な言葉がけを模索してください。相手がこの職場やこの業務領域での経験が少ない場合は、ぜひ具体的な行動、できるだけかみ砕いた行動をお伝えすると「では、まずはそこから手をつけてみます」と戦力になりやすいものです。しかし、それだけではなく期待や目的、意義とセットで伝えることで、例外が発生したり、問題が起きたり、具体的に依頼したタスクから領域を越えて別の仕事に取り組む際に、活躍しやすいでしょう。この知見は、再雇用の方だけでなく、組織に新しく入ってこられた方にも同様に活用できるはずです。ぜひ、新たに加わったメンバーには、既存メンバーに対してより、具体的な行動を伝えましょう。もう一つ、再雇用の方がミスをしたときや、失敗をしたときに、どんな「おかえし言葉」で声かけをしますか。どんな声かけをすると、適切な「きっかけ言葉」・「おかえし言葉」になる(Why(Whereのでしょうか。すでに「なんでできなかったの?」はNGな「おかえし言葉」だとお伝えしました。おすすめしたい「おかえし言葉」は「手が止まったところって、どこでしたか?」、「特に何が、むずかしかったですか?」です。ポイントは、疑問詞を変えることです。「なぜ問い詰められている状況から、起きたことや事実を思い出して話す状況になります。また、相手がむずかしく感じていることが明確になれば、必要な教育やトレーニングなど次につながる学習を推進することができるようになります。このように、ただ疑問詞を変えることは、建設的に問題解決や人材育成を行う、きわめて有用で、しかしシンプルな「おかえし言葉」なのです。として「言葉がけ」をご紹介しました。ぜひ、声かけを通じて、多様な人材が活躍できるチームづくりへチャレンジしてください!自分自身が使う言葉だけでなく、チームで使われている言葉にも注意を向け、チーム内で心理的安全性をつくる言葉を増やしましょう。)」、「どこ多様な人材を活かす多様な人材を活かす43エルダー心心理的的全全安全全性性のの高い職場づくり心的全高い職場づくり4今回まはと、め具体的な心理的安全性のつくりかた3例え言ば葉、がみなけさのん具の体職例場で再雇用の方が新た
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