エルダー2023年12月号
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れたということですが、入社のきっかけを教えてください。高木 ―65歳で東京ガスを退職後、高齢社に入社さシニアに特化した人材派遣会社として、注目を集める「株式会社高齢社」。「元気な高齢者がたくさん働く高齢社会の実現」を企業テーマに掲げ、定年を迎えても、気力・体力・知力に満ちたシニアに「働く場所」と「やりがい」を提供しています。今回は、同社営業部営業第二グループで、顧客開拓営業や人材の発掘に取り組む高木章部長に、働くシニアを支える仕事のやりがい、「働いて元気になる」極意などをうかがいました。―株式会社高齢社は、東京ガス株式会社の理事などを歴任した故・上う田だ研け二じ氏が、2000(平年に設立。2023(令和5)年在の派遣登録者数は約1150人で、平均年齢8歳。高齢社の本社スタッフの平均年齢1歳と、まさに社名通り、高齢者によるをもは成現えん■高齢者のための会社として活動の幅を広げています。高木さんが所属する営業部営業第二グループのおもな業務内容について、教えてください。高木 当社はもともと東京ガスの退職者を対象とした会社で、設立当初は派遣先も、すべてが東京ガス関連の事業でした。それが約10年前、テレビ番組で紹介されたのをきっかけに、一般の人からの登録申込みが急増。現在の派遣先は東京ガス関連の業務が約が約東京ガス関連以外の派遣先を担当しています。私たちの仕事の一つめは、派遣先の開拓。以前は、一般の人の登録申込みが増えても、十分な派遣先がなく、営業担当が苦労していた時期があったと聞きます。しかし、この10年で新規開拓が進み、多くの企業から派遣のオファーをいただくようになりました。いま一番多いのは、レンタカーの受付業務の仕事です。ファーに適した人を探す仕事です。私も東京ガス出身で、在職中はOB会事務局の業務に6年ほどたずさわっていました。当時OB会に所属していた約6500人のうち、半数ぐらいと面識があり、その人脈が、大きなプラスになっています。三つめは、派遣社員および派遣先のフォローです。派遣先に対しては、いまの仕事を継続してもらえるよう、また、さらに新しいオファーがいただけるよう、折■衝■も行っています。い」と決めていました。しかし、退職後3カ月も経たないうちに、妻が「もう働かないの?」と。わが家は、娘夫妻、孫3人の大家族なので、できれば私には、外に出かけてほしいといです。営業部営業第二グループでは、二つめは、派遣社員の発掘。人材派遣のオ以前から「65歳になったら仕事はしな、東京ガス関連以外派遣社員の平均年齢は71・8歳。高齢者による高齢者のための会社■■第1回「働くから元気になる」「働くから元気になる」高齢者のお仕事を支える高齢者のお仕事を支えるシニア営業マンシニア営業マン2023.124867・71・12)10月株式会社高齢社 営業部 営業第二グループ部長高たか木ぎ章あきらさん 人生100年時代を迎え、多くの高齢者が長く働き続けることができるのは、高齢者の生涯現役を支えている人たちの活躍があるからともいえます。このコーナーでは、さまざまな分野や場面で働く高齢者、そして“生涯現役社会”を支えるお仕事をしている人々をご紹介します。35%65%新連載生涯現役生涯現役支える支えるお仕事お仕事

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