第2回「生涯現役」実現へ、「生涯現役」実現へ、企業の健康経営の取組みを企業の健康経営の取組みをサポートサポート―お仕事はどのような形で進めていらっしゃいますか。狩野 ―ウェルネスドア合同会社では、スポーツインストラクター、医師など健康分野の専門家計100人以上が専門スタッフとして登録。水野さんもその1人として活動されていますが、仕事内容を教えてください。水野 ―企業からのリクエストは、どのような内容少子高齢化で働き手の不足が深刻化するなか、企業が経営的視点から従業員の健康管理を進める、「健康経営■」※に注目が集まっています。今回は、健康経営に関するコンサルティング事業を展開するウェルネスドア合同会社代表の狩野学さん、同社専門スタッフとして活動する看護師でヨガトレーナーの水野英美さんに、健康増進や健康意識向上など、「生涯現役の実現」のカギとなる企業の取組みについて、お話をうかがいました。健康教育は早い段階から企業の課題に応じたカリキュラムを作成―ウェルネスドア合同会社は、2019(令和元)年に法人化されていますが、狩野さんが起業された経緯、現在のおもな事業内容について教えてください。狩野 当社創業の経緯としては、約自身が20歳のときに、パーソナルトレーナーとして、一般の方やアスリートの健康管理、健康増進のための指導を始めたのが最初になります。その後、健康経営を推進する大企業、中小企業を認定する経済産業省の「健康経営優良法人認定制度」がスタート。企業での健康管理研修などのニーズが高まったことから、企業向けのサービスを開始し、法人化しました。いまは、企業の健康管理室や健康保険組合とタッグを組み、健康増進に関するさまざまな研修や運動実技の企画、サービス制作をオンラインを含めて展開しています。を作成して提案する作業を一日中しています。それぞれの企業の従業員の年齢や性別構成、健康診断の結果などに応じて、「うちの従業員には、こういう施策が必要」といったリクエストがあるので、その課題に応じたカリキュラムを作成し、必要な人材をキャスティングしています。したが、いまはヨガインストラクターとパーソ前、私ナルトレーナーを軸に仕事をしています。当社では、オンラインフィットネスなどを担当しています。肩こりや腰痛、膝の痛みや加齢によって出てくる症状などは、体の使い方によって予防・改善ができますので、そういったこともお伝えしたいと思っています。そのほか、看護師としての知識を活かし、禁煙や禁酒、更年期障害についてなど、健康系のセミナーにもたずさわっています。私は、お客さまのオファーを受け、企画私はずっと看護師ひとすじで働いてきま2024.148※「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。 人生100年時代を迎え、多くの高齢者が長く働き続けることができるのは、高齢者の生涯現役を支えている人たちの活躍があるからともいえます。このコーナーでは、さまざまな分野や場面で働く高齢者、そして“生涯現役社会”を支えるお仕事をしている人々をご紹介します。ウェルネスドア合同会社 代表 狩かり野の学まなぶさん看護師・ヨガトレーナー 水みず野の英え美みさん15年を生涯現役生涯現役支える支えるお仕事お仕事
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