エルダー2024年1月号
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■■■■■■■■■■■■「生涯現役社会の実現に向けたJEEDでは、「高年齢者就業支援月間」であるクショップ」を開催した(一部は11月に開催)。地域ワークショップは、生涯現役社会の実現に向け70歳までの就業機会の確保への理解を深めることを目的とし、高齢者雇用に関する学識経験者などによる基調講演、高齢者雇用に先進的な企業の事例発表などで構成される勉強会。今回は2023(令和5)年10月27日(金)に富山支部が主催した地域ワークショップ「高年齢者活躍推進セミナー これからのシニア活用〜コンテスト入賞事例から探る〜」の模様をレポートする。開会のあいさつに続き、富山県内の高齢者雇用地域ワークショップ」を開催の状況について、富山労働局職業安定部職業対策課の南■部■一■人■さんが、2022年度のデータをもとに70歳までの就業確保措置の実施状況を報告。「運用ではなく、対象者を限定して就業規則に明示化することが大切」と呼びかけた。続いて、東京学芸大学教育学部の内■田■賢■教授による講演が行われ、「70歳就業に向けたシニア戦力化の工夫」をテーマに、高齢者活用の多様な工夫と運用法を紹介した。「高齢者雇用の諸課題の解決には、従来の視点の転換を図ることがポイントになる」とし、肉体的負担や精神的負担は重いものから軽いものへ、文字・音量は小から大、作業スピードは速いから遅いなど、現在の環境の真逆を意識して環境整備を実施するよう提案した。また、高齢者の新規採用の工夫、若手中堅の一体感を生むための工夫などについても、すぐにでも取り入れられる具体的な取組みを紹介し、「高齢者雇用は会社から従業員へのメッセージ。高齢者をしっかり活用している会社を従業員は信頼する」と述べ、人事施策における高齢者雇用の有効性を指摘し、参加者に取組み促進をすすめた。休憩をはさんで、企業の事例発表が行われた。最初に登壇したのは、富山市内で介護福祉施設を運営する有限会社日■和■の西■田■朋■子■取締役。同社では、従業員の勤続年数が延びたことで職員の高齢化が進んだことから、高齢者雇用の取組みを強化し、「勤務形態の整備」として三つの短時間勤務制度を導入。定年後も継続して無理なく就労できるようにするとともに、定年後再雇用を含む職員全員を昇給対象とすることでやる気アップにつなげた。また、子育て世代と高齢職員で助け合ってタイムシェアを行っている取組みなどを紹介した。会社の作■内■浩■二■常務取締役が登壇。高齢者の新規採用を積極的に実施し、高齢社員が増加したことから勤務形態の整備を行い、短日・短時間勤務が選択可能な制度を導入。60歳以降の賃金については、60歳時点の賃金水準の8割以上を維持し、モチベーションの維持に寄与している。また、高齢社員と若手社員のペア就労を実施し、若手の作業時に安全をチェックする役割を高齢者がになっているほか、技能の継承を進めるうえでも高齢社員の指導が不可欠であることから、「無理なく働いてもらいたい」と高齢社員への期待を込めた。壇し、「高齢者が働きやすい職場づくりについて」というテーマでトークセッションが行われた。「高齢者の活用を考えている企業へのメッセージ」を求められると、日和の西田取締役は「人集めを模索しながら高齢者活用にたどりついた。年齢というデメリットに目が向きがちだが、メリットにこそ目を向けるべき」、山田工業の作内常務取締役は「キャリアを確認できる求人サイトなどの仕組みを駆使し、よい人材を見つけたらすぐ働きかけることが重要」とアドバイスを送った。内田教授は「高齢者雇用は若手にもメリットがある。取組みを推進するためには、走りながら、つねに修正を加えて工夫していくことがポイント」とまとめた。的企業の報告に熱心な様子で耳を傾けていた。終始和やかなムードのなか進行し、2時間の地域ワークショップは終幕した。続いて、プラント機器を製造する山田工業株式その後、事例発表を行った2社と内田教授が登参加した経営者ならびに人事担当者は、県内先進(JEED)当機構から59富山県での「地域ワークショップ」の様子エルダー10月、各都道府県支部が中心となって「地域ワーニュース ファイル2024.1 January

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