エルダー2024年2月号
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職場コミュニケーションを進めるなかでシニア世代が留意したいポイント令和5年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウムパネルディスカッション人的資本経営における職場コミュニケーション~Z世代からポスト団塊世代まで亀田 本日は、﹁生涯現役社会の実現﹂を念頭に置きながら、職場コミュニケーションについて議論をしていきたいと思います。はじめに、職場コミュニケーションを進めるなかでシニア世代が留意したいポイントをお聞きしたいと思います。西川幸孝先生からお願いします。西川幸孝 が根づいていて、会社の理念についてどう思うかというような議論を、社員同士でよくしています。あるとき、議論好きな50代幹部社員が、Z世代の若手社員と議論に熱中し、ヒートアップしていったところ、ヘルプラインにハラスメントを受けたと通報され、ショックを受けたそうです。もちろん、ハラスメントの意図も実態もまったくなかったのですが、世代や置かれた立場によって温度感が違うことをひしひしと感じたそうです。そして、職場のコミュニケーションにおいては、温度感の違いなどのギャップは、上の世代から埋めていく必要があると改めて認識したそうです。これは一つの事例かなと思います。亀田 興味深く参考になる事例です。ありがとうございます。続いて前川先生、お願いします。前川 よくいわれることですが、キャリア自律物語コーポレーションには議論文化株式会社健康企業 代表、医師、労働衛生コンサルタント亀田 高志氏コーディネーターパネリスト株式会社ビジネスリンク 代表取締役、株式会社物語コーポレーション 社外取締役西川 幸孝氏株式会社FeelWorks 代表取締役、青山学院大学兼任講師前川 孝雄氏WorkWay株式会社 取締役会長、CEAP、MRI、一般社団法人国際EAP協会 日本支部 理事、一般社団法人メンタルレスキュー協会 理事西川 あゆみ氏株式会社健康企業 代表、医師、労働衛生コンサルタント亀田 高志氏2024.21410月12日開催

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