エルダー2024年2月号
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女性の活躍や健康支援を進めるなかで見えてきたこと、新たに感じている課題とは令和5年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウムパネルディスカッション女性社員のウェルビーイング向上〜エイジレスなキャリアと健康支援はじめに、本日のテーマである女性社員芥川 のウェルビーイング向上とエイジレスなキャリアと健康支援について、ここ数年で実感されている変化や影響などがございましたらお聞かせください。亀田 まだ始まったばかりという印象ですが、女性活躍が政策として推進されるなか、性別にかかわりなくとか、多様性について、とらえ方が変わってきています。世代ごとの違いはありますが、世の中の傾向として、確実に女性活躍や女性の健康支援について理解してもらいやすい環境は整いつつあると感じています。東川 産業医として相談を受けていて感じている変化は、男性従業員からの育児の相談が増えていることです。女性の場合は、職場の同性の先輩や身近な人に相談できていたと思うのですが、男性にはそういう先輩がいないことがほとんどで、相談できる場が求められていると思います。女性が働きやすいようにしていくために芥川 は、それをフォローする協力者として男性の役割が重要になってきますが、その男性に対しての支援も必要になっている、という視点ですね。当社では男性社員の育休取得を促進し、小島 取得率は10年前の18%から現在では100%にさんぎょうい株式会社 代表取締役社長芥川 奈津子氏コーディネーターパネリストコメンテーター株式会社丸井グループ 取締役CWO (Chief Well-being Officer)、専属産業医小島 玲子氏株式会社OHコンシェルジュ 代表取締役、産業医東川 麻子氏株式会社健康企業 代表、医師、労働衛生コンサルタント亀田 高志氏さんぎょうい株式会社 代表取締役社長芥川 奈津子氏2024.22610月19日開催

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