■■3―75歳まで働けるといっても、身体的には個人差もあります。そのための対応はどうしていますか。めますか?」といった項目もあるそうですね。―「視力確認」には「香辛料の裏書きが読「健康確認シート」を活用した面談でシニアの身体機能と健康状態をチェック賞与が出ないという違いがあります。ちなみに、パートタイム社員は、協調性などの行動評価と仕事の質・量の2軸を基本に、年に2回の人事考課を実施しています。総合評価をS、A、B、C、Dの5段階で示し、真ん中のB評価だと5円、Aだと10円、Sだと15円時給が上がり、C以下は昇給がないなどメリハリをつけています。シニアパート社員は経験豊富な熟練者が多いので、昇給はしませんが、積み上がった時給は維持されます。ただし賞与がなくなるので、年収ベースでは10〜15万円程度の減収になります。また、当社ではパートタイム社員は1年を経過した時点で無期雇用としています。パートタイム社員は1年ごと、シニアパート社員に関しては6カ月ごとに契約条件の確認面談をしますが、人によっては「半年経ったら体力が落ちてきました」という声もあり、気持ちの変化もありますから、ご本人の意向を面談で確認するようにしています。安田 の面談で、働く意欲などご本人の意向を確認し、もう一つは面談時に「健康確認シート」に記入してもらい、店長と話し合いながら身体機能をチェックしています。これは、シニアパート社員制度ができた2016年に導入しました。視力・聴力・平■衡■感覚・その他の4項目になりますが、どちらかといえばコミュニケーションのきっかけに使っています。私も本部の一つは、シニアパート社員の半年ごとシニアパート社員と面談をしていますが、「僕もちょっと目が見えにくくなってきたのですが、書類はよく見えますか?」と、会話をしながらチェックしていくというイメージです。安田 てある日付のチェックに必要となる項目です。メガネをかけていても日付など細かい文字が読めなければ、商品を出すときなどに支障が出ます。また、平衡感覚の確認には「腰に手をあてて、目を開けたまま片足で30秒以上立てますか?」という項目がありますが、実際にやってもらうわけではありません。目の前でやらせるのは、個人のプライドを傷つけることになりますし、「自信はありますか」と聞いて、本人に確認するようにしています。そのうえでいまの仕事がむずかしそうであれば、例えば部門専属の作業から店内共通の清掃の仕事に変える、あるいは仕事の時間を短これは商品の裏や値づけラベルに書いエルダー
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