エルダー2024年5月号
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販売から修理まで、創業71年「街の電気屋さん」■■■■■■■づくりを支援し、県内の事業所から高齢者雇用にかかわる相談などに応じており、定年延長や継続雇用などの制度改善の提案を行うとともに、各事業所の事情や要望に応じて適切な援助を提供することを心がけています」。同支部で活躍する山■崎■博■見■プランナーは、社会保険労務士と第1種衛生管理者の資格を所持し、五所川原市を拠点とした幅広い人脈を活かして地域の活性化に貢献してきました。ざっくばらんな会話のなかで提示する豊富な高齢者雇用の成功事例が参考になると訪問先企業から喜ばれています。今回は、山崎プランナーの案内で「株式会社丸英でんき」を訪れました。株式会社丸英でんき(以下、「丸英でんき」)は、1952(昭和27)年に創業。家庭用電気製品の■■﨑■和■行■さんは「お客さまを第一に考え、お客さ販売店としてスタートし、電気設備機器の設置・施工に着手して業域を広げ、近年はこの電気設備事業を柱として成長してきました。管理部部長のまの求めていることにいかに応えていくかを行動指針としています。そこで、アフターメンテナンスに力を入れ、専門スタッフの人員配置を厚くしています。さまざまな要望に対応できるスペシャリストを育成するため、社員の資格取得を推進し、取得費用の一部を補助する制度を整えています。多くの高齢社員は業務に必要な資格を取得しており、若手社員の在社年数を見ながら必要な資格取得をアドバイスしています」と説明します。丸英でんきでは高齢社員に期待する役割として、まず技術伝承をあげます。「当社の高齢社員が持つ技術を若手に上手に伝35エルダー◆青森支部高齢・障害者業務課の岩浪課長は山崎プランナーについて「委嘱17年目で青森県社会保険労務士会の理事を務めています。地域に根ざした精力的な社労士活動を行い、プランナー活動においては、事業主の方々に適切なアドバイスをしています。人手不足のなか、高齢者の雇用が必要不可欠になるとして、事業主が納得して高齢者雇用に取り組めるよう、ときにユーモアを交えながら、話しやすい雰囲気のなかで、助言・提案をしています」と話します。◆青森支部高齢・障害者業務課は、青森県の県庁所在地である青森市の中心部に所在し、青森駅から約2.5km、東北新幹線が停車する新青森駅からは約6kmの場所に位置しています。また、2025年には支部の最寄り約300mのところに新駅が設置される予定です。◆同県では7人の70歳雇用推進プランナーの体制(青森エリア2人、弘前・五所川原エリア2人、八戸エリア3人)で、青森県内において年間250社ほどの事業所を訪問し、高齢者雇用に関する相談・援助業務を行っております。◆相談・助言を無料で行います。お気軽にお問い合わせください。●青森支部高齢・障害者業務課住所: 青森県青森市中央3-20-2青森職業能力開発促進センター内電話:017-721-2125■﨑和行管理部部長高齢者雇用の相談・助言活動を行っています山崎博見 プランナーアドバイザー・プランナー歴:17年[山崎プランナーから]「支援活動を行うには信頼関係を醸成することが不可欠で、特に初回訪問の際には細心の注意を払います。訪問先との間に壁ができてしまうと支援自体に支障が生じてしまう可能性もあります。世間話を交えながら、高齢者雇用についての話題を盛り込み、それがアドバイスにつながることも多々あります。できるだけ和やかな雰囲気のなかで活動できるように努めています」

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