■ ■賢■■一課長は、県内の産業について次のように説明■ ■岩手県は、47都道府県のなかで北海道に次いで面積が広く、四国4県を合わせたものとほぼ同じで、関東4都県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)よりも広大です。県内は、県北、県央、県南、沿岸部と、大きく四つのエリアに分けられ、それぞれ気候も主要産業も異なっています。JEED岩手支部高齢・障害者業務課の荒■■川します。「県内における産業別就業者は、第3次産業がの第1次産業も盛んで、特に水産業はリアス式海岸などの水産物の生育に適した岩礁に恵まれ、2021(令和3)年の漁業生産額はあわびが全国第1位、わかめが全国第2位、サケが全国第3位です※2。製造業では自動車関連産業、半導体関連産業が中心となり、国際競争力の高いものづくり産業が県経済をけん引しています」また、岩手県における70歳まで働ける企業の割合は39・5%(2023年6月1日現在)で全国第3位となっています※3。「一方で、沿岸部では、東日本大震災以降の人口減少および高齢化が課題となっており、県内全体で見ても階級別人口構成から、高齢者の労働力に頼らざるを得ない傾向があります。そのため、※1 岩手県「県民経済年報」(2022年)※2 農林水産省「海面漁業生産統計調査」(2023年)※3 岩手県労働局「令和5年『高年齢者の雇用状況等報告』の集計結果」(2023年)事業所訪問活動では労働局、ハローワークなどの関係機関と連携して企業に働きかけるとともに、JEEDの企業診断システムを活用し、高齢労働力の活用に向けて企業内において取り組むべき課題と方向性を整理し、企業の実情に合った相談や助言、提案をしています」(荒川課長)第144回岩手県このコーナーでは、都道府県ごとに、当機構(JEED)の70歳雇用推進プランナー(以下、「プランナー」)の協力を得て、高齢者雇用に理解のある経営者や人事・労務担当者、そして活き活きと働く高齢者本人の声を紹介します。2024.634みちのく大寿会の法人理念「私たちは、故郷の笑顔を守る法人になります。」企業プロフィール▶職員数 76人(60歳以上男女内訳)男性(4人)、女性(14人)(年齢内訳) 60〜64歳 10人 (13.2%)6人 (7.9%)65〜69歳 70歳以上 2人 (2.6%)▶定年・継続雇用制度定年65歳、希望者全員70歳まで継続雇用。以降、本人と確認のうえ運用で雇用を継続。最高年齢者は74歳64%と高い比重を占めますが※1、農林水産業など岩手県九戸郡(岩手県九くのへ戸郡)社会福祉法人みちのく大だい寿じゅ会かい▶創業 1990(平成2)年▶業種 介護保険事業。特別養護老人ホーム、老人デイサービスなどより働きやすい職場へ変化に対応してつねに改革を★
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