エルダー2024年7月号
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■■■■■■■■■■■■★■■■このコーナーでは、都道府県ごとに、当機構(JEED)の70歳雇用推進プランナー(以下、「プランナー」)の協力を得て、高齢者雇用に理解のある経営者や人事・労務担当者、そして活き活きと働く高齢者本人の声を紹介します。蔵■王■連峰を擁する奥羽山脈がそびえる県西部を山鉄■也■統括は「東日本大震災から13年が経過し基幹宮城県は東北地方の中東部に位置し、栗■駒■山■や形県、南は福島県、北は岩手県・秋田県に接し、太平洋に面する東側は、三陸海岸南部のリアス式海岸および親潮と黒潮が交わる海流などのおかげで世界有数の豊かな漁場となっています。また、県北部に東北最長の北上川、南部に東北2番目の阿武隈川が流れ、県中部には日本三景に数えられる松島のほか、伊達政宗が開いたとして知られる東北唯一の政令指定都市である仙台市があります。JEEDの宮城支部高齢・障害者業務課の浅■井■インフラである道路、河川、鉄道、港湾、空港とも100%復旧、防潮堤も99%の整備が完了しています。県全体の製造品出荷額は、内陸部の自動車関連が後押しし震災前の122%となっていますが、沿岸部だけでみると震災前の84%にとどまっています。水産業・水産加工業では、県内主要4漁港(気■仙■沼■、女■川■、石■■巻、塩■釜■)の年間水揚量(2023〈令和5〉年)は20・3万トンで震災前の2010(平成22)年(31・3万トン)の65%であり、2022年12月時点で再開を希望する水産加工施設の98%が事業を再開しましたが、生産能力が震災前の8割以上まで回復した県内企業は68%、売上げが8割以上まで回復した企業は52%にとどまっています。また、売上げが戻らない理由として、人材の不足、原材料の不足、販路の不足・喪失があげられています。そのほか、2021年に復旧対象農地の100%が営農可能となっています。観光分野では、2019年に観光客数が過去最高を記録したものの、近年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け震災前の水準を割り込ん第145回宮城県Petit Éclair併設のベーカリーカフェ店内2024.738企業プロフィール▶設立 2011(平成23) 年▶業種  障害福祉サービス事業▶社員数 30人(うち正社員数13人)(60歳以上男女内訳)男性(10人)、女性(4人)3人 (10.0%)(年齢内訳) 60〜64歳 65〜69歳 3人 (10.0%) 8人 (26.7%)70歳以上 ▶定年・継続雇用制度定年は70歳。以降は運用により年齢の上限なく継続雇用宮城県仙台市制度化=見える化で実現する一生涯働くことができる職場づくり株式会社MまAYゆURらA(宮城県仙台市)

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