エルダー2024年7月号
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伝統の技をを活活かかししてて目目ざざすす日常使いの器づくり鎌倉彫職人桂の木の持つ﹁やわらかさ﹂や﹁温もり﹂を伝えたい遠え藤ど英ひ明あさん(73歳)きでうんりらま「鎌か倉く彫ぼ」といえば、草花などの彫刻を施した漆器のイメージがあるが、鎌倉彫伝統工芸士会の会長を務める遠藤英明さんの作品は、写真のようにシンプルでモダンなデザインの器が多い。「目ざしてきたのは、鎌倉彫の伝統を大切にしつつ、いまを生きる人々に日常生活のなかで使っていただける器づくりです。そのためには、必ずしもすべての器に彫刻を施す必要はないと考えています」遠藤さんの作品。上から時計回りに、重箱、鉢、箸箱、名刺盆、ペン皿61エルダー vol.341

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