労働時間管理などを徹底竹岡 時給は基本のベースがあり、役割をになえるスキルに達したら加算する仕組みになっています。逆に、例えば高齢者の方で体力的に厳しくて、になえる役割・業務が少なくなってくれば、下がる場合もあるかもしれません。しかし、つちかったスキルは基本的に落ちることはないので、スキルが向上すれば時給を上げるようにしています。例えば、天ぷらを揚げる業務において時給を上げるには、テストをクリアする必要があります。いろいろな食材に衣をつけて揚げな対策を求める「改善指導書」を出しています。また翌日の勤務時間との間に10時間以上の休息時間を必ず設けるように指導しています。例えば、遅番勤務の人が次の日は仕込みなどの早番の勤務をすることは一切ありません。荷の高い業務については、体力を考慮して配置します。また、健康面や仕事に関する面談を毎月実施しており、本部に報告するようにしています。そのほか、PSが店長を務めている場合、時間外勤務が続くと役職の更新はしないことを通知したり、PS店長1人に任せずに正社員を1人配置してサポートするなど、健康に関する時間管理は厳しくしています。70歳以降については健康面を考慮し、労働時間を週20時間未満に限定しています。るそうですね。どんな制度でしょうか。竹岡 いうキャッチコピーがあり、オープンキッチ先ほど申し上げた「湯煎」の担当など、負丸亀製麺では「麺職人」という制度があ丸亀製麺には、「一軒一軒が製麺所」とがら、同時にかき揚げなどもつくる必要があり、店長もしくは上席の社員が確認・判定を行います。店舗から時給変更届が本部に提出されるのですが、「○○ができるようになった」と時給を上げる理由が書いてあり、最終的に私が承認することになっています。スキルが上がれば時給も上がることが、働くインセンティブになっていると思います。また、働いた時間数(累積時間数)に応じて昇給する制度がありますが、長く貢献した人に報いようということで、今春より制度の拡充を予定しています。これによって長く働き続けることのメリットを感じてもらえればと思っています。―高齢スタッフの健康面や労務管理で留意している点とはなんでしょうか。竹岡 しています。時間外・休日労働は禁止としており、月に10時間を超える残業があった場合、店舗に対してどうすれば防止できるかという―3 エルダー65歳以上の方の勤怠管理は厳格に実施65歳以上の高齢スタッフの健康を考慮し
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