エルダー2025年3月号
48/68

2025.346 男女ともに40・50代正社員の4割前後が軽度レベル以上の更年期症状を保有している。ただし、症状には個人差が大きい。女性の1割弱が要長期治療レベル、男性の1割弱が重度レベルに分類される。 症状が仕事の支障になる日数は、症状レベルが上がるほど多い傾向が見られる。 平均すると、女性では、軽度レベルで月に約6日、要長期治療レベルで約11日。男性では、軽度レベルで月に約4日、重度レベルで約9 日。ただし、同じ症状レベルであっても個人差が大きい。「更年期の仕事と健康に関する定量調査」症状が仕事の支障になる程度/1か月あたり日数【男女/軽度以上の症状保有者】更年期症状の保有状況【男女/40-50代正社員】加齢によるホルモンバランスの変化により、さまざまな症状があらわれる更年期障害。働く人たちの健康の保持・増進に取り組むことの重要性が年々高まりつつあるなかで、更年期障害に悩む社員のサポートに取り組む企業も増えてきています。そこで今回は、株式会社パーソル総合研究所が、2024(令和6)年に行った「更年期の仕事と健康に関する定量調査」のなかから、一部を抜粋して紹介します。 株式会社パーソル総合研究所(%)(%)8.09.227.355.57.111.918.262.8要長期治療受診推奨軽度なし40-50代正社員女性n=62240-50代正社員男性n=2404軽度レベル以上37.2%軽度レベル以上44.5%女性※更年期症状スコアによる分類(SMI)男性※更年期症状スコアによる分類(AMS)重度中程度軽度なし1日未満1日以上3日未満3日以上5日未満5日以上10日未満10日以上20日未満20日以上1日未満1日以上3日未満3日以上5日未満5日以上10日未満10日以上20日未満20日以上0%20%40%60%80%100%5.768.2011.170%20%40%60%80%100%4.196.348.72(155)要長期治療(241)受診推奨ベース:軽度以上の症状を保有している40-50代の正社員※カッコ内はn平均(日)女性男性(604)軽度(112)重度(139)中程度平均(日)(249)軽度25.823.717.911.110.411.115.818.320.714.912.018.313.511.612.911.622.627.728.525.322.18.84.810.423.019.421.612.213.710.125.915.216.19.88.025.0

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る