エルダー2025年3月号
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エルダー47 男女ともに、症状があるときの生産性は、症状レベルにかかわらず平均で50%前後に低下する。 ただし、同じ症状レベルであっても個人差が大きい。 症状について(症状の状態やケア、治療方法、症状による働き方の調整について)、職場で上司や先輩・同僚に相談をしている女性は症状レベルにかかわらず1~2割程度、男性は1割前後に留まる。男性と比べると、女性は、職場の先輩・同僚に相談している割合が高い。 症状レベルが高い場合(女性の要長期治療レベル/男性の重度レベル)、ジョブ・パフォーマンス(役割遂行度)や継続就業意向が低い傾向が見られる。症状があるときの生産性【男女/軽度以上の症状保有者】パフォーマンスや継続就業意向との関係性上司や同僚への相談実態0%(仕事ができない)1%以上40%未満40%以上60%未満60%以上80%未満80%以上100%未満100%(生産性低下なし)0%(仕事ができない)1%以上40%未満40%以上60%未満60%以上80%未満80%以上100%未満100%(生産性低下なし)0%20%40%60%80%100%57.2749.9848.430%20%40%60%80%100%52.8448.8946.48(155)要長期治療(241)受診推奨ベース:軽度以上の症状を保有している40-50代の正社員※カッコ内はn平均(%)女性男性(604)軽度(112)重度(139)中程度平均(%)(249)軽度5.117.121.727.822.26.14.623.734.420.312.94.15.823.931.024.512.32.64.825.319.329.76.414.54.328.126.623.03.614.49.825.930.418.89.85.42.52.72.93.13.33.53.70.010.020.030.040.050.060.0ベース:・軽度以上の症状を保有している40-50代正社員:女性1000人、男性500人    ・40-50代正社員・計は、別枠で確保した40-50代正社員(症状を保有していない人を含む)の結果を掲載:女性232人、男性902人※カッコ内はn※ジョブ・パフォーマンス(役割遂行度):任された役割を果たしている、会社から求められる成果を出しているなど 5項目の平均値5件法5項目平均値(pt)40-50代正社員女性・計軽度受診推奨要長期治療(232)40-50代正社員男性・計軽度中程度重度そう思う・計(%)40-50代正社員女性・計軽度受診推奨要長期治療40-50代正社員男性・計軽度中程度重度3.613.613.553.423.403.453.343.0651.346.544.033.544.846.236.025.0症状レベル別|ジョブ・パフォーマンス(役割遂行度)症状レベル別|継続就業意向(604)(241)(155)(902)(249)(139)(112)(232)(604)(241)(155)(902)(249)(139)(112)複数回答(%)0.05.010.015.020.00.05.010.015.020.0(155)要長期治療(241)受診推奨ベース:軽度以上の症状を保有している40-50代の正社員※カッコ内はn※「症状の状態やケア、治療方法」「症状による働き方の調整」のいずれかについて相談した人症状レベル別|相談した人の割合女性男性(604)軽度上司職場の先輩・同僚相談した人の割合上司職場の先輩・同僚(112)重度(139)中程度(249)軽度9.310.811.614.717.410.011.513.49.26.57.114.5

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