エルダー2025年3月号
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エルダー61着物をほどいて水洗いししわを伸ばしてきれいに着物を洗濯する伝統的な方法に「洗い張り」がある。その手順は、まず着物をほどき、生地を端縫いして反物の形に戻し、水洗いをする。その後、「伸しん子し張り」、「湯のし」などの方法でしわを伸ばしたり、糊入れを行う。最後に縫いあわせをほどき、アイロンをかけて仕上げる。これらの工程を職人が手作業で行う。丸洗い(ドライクリーニング)ではなかなか落ちない汚れも、洗い張りをすることで洗あらい張はり職人田た川がわ城しろ道みちさん(76歳)手間を伝統の方法で着物を再生惜しまず vol.349

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