エルダー2025年4月号
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2025.448厚生労働省政策統括官付参事官付世帯統計室第19回中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)の概況2 健康の状況(1)健康状態の変化この18年間で、健康状態が「よい」と思っている者の割合は減少傾向第1回調査から18年間の健康状態の変化をみると、「よい」と思っている者は、第1回84・8%から第19回では75・1%と減少傾向となっている。また、第1回の健康状態別に第19回の健康状態をみると、「よい」から「わるい」に変化した割合は18・6%となっている。(2)健康維持のために心がけていることと健康状態第1回調査から継続して健康維持のために心がけていることについて、健康状態が「よ1 世帯の状況この18年間で、「夫婦のみの世帯」の割合は増加、「三世代世帯」、「親なし子ありの世帯」の割合は減少第1回調査(平成17年)から18年間の世帯構成の変化をみると、「夫婦のみの世帯」は、第1回21・5%から第19回48・0%と増加している。一方、「三世代世帯」は、第1回22・5%から第19回10・0%、「親なし子ありの世帯」は、第1回39・5%から第19回23・3%と減少している。また、第1回の世帯構成別に第19回の世帯構成をみると、「夫婦のみの世帯」に変化した割合は、「親なし子ありの世帯」が47・4%、「親あり子なしの世帯」が44・2%と高くなっている。 厚生労働省は、2005(平成17)年度から、団塊の世代を含む全国の中高年世代の男女を追跡し、その健康・就業・社会活動について意識面・事実面の変化の過程を継続的に調査しています。このほど、第19回(2023〈令和5〉年)の結果がまとまりましたので、その結果を抜粋してご紹介します。 調査は、2005年10月末時点で50~59歳だった全国の男女を対象としており、第19回調査における対象年齢は68~77歳、調査の期日は2023年11月1日(水)、調査対象は1万8634人、回収数は1万7875人、回収率は95・9%でした(編集部)。

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