エルダー2025年7月号
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エルダー39[田代プランナーから]「企業の持続可能な成長を支援するために、課題解決のコンサルタントの役割を果たしたいと思っています。シニア社員がその能力を活かして働けるような環境の整備の提案とともに、最近の労務管理に関する法令の改正情報の提供も心がけています」高齢者雇用の相談・助言活動を行っています◆新潟支部高齢・障害者業務課の須田課長は田代プランナーについて、「1999年より当支部の高年齢者雇用アドバイザー、プランナーとして活動し、26年目を迎えた大ベテランです。80歳を超えてなお精力的に事業所を訪問し、これまでの経験を活かした的確な助言を行っています。事業主への提案のみならず就業意識向上研修など従業員向けの活動も実施し、受講満足度も高い結果となっています」と話します。◆新潟支部高齢・障害者業務課は、JR新潟駅からバスで10分ほどの距離にあります。事務所が入居しているのは江戸時代の奉行所跡に建つビルで、新潟市内でも形が特徴的な建物です。◆同県では、10人のプランナーが、面積が広い県のため担当地域ごとに活動しています。2024(令和6)年度は475件の相談・助言を実施し、そのうち215件の制度改善提案を行いました。◆相談・助言を無料で行います。お気軽にお問い合わせください。●新潟支部高齢・障害者業務課住所:新潟県新潟市中央区西堀通6-866 NEXT21ビル12階電話:025-226-6011アドバイザー・プランナー歴:26年田代武夫 プランナー配電盤のスペシャリストとして社会に貢献株式会社ナビックは、1929(昭和4)年に株式会社中野組として設立され、1992(平成4)年に現在の社名となりました。メーカーと商社の二つの顔を持ち、現在では「制御盤など各種配電盤の設計・製作・販売」、「ポンプ設備やゲート等施設機械の販売・施工や上下水道施設の監視制御システムの設計・施工・メンテナンス」を行う二つのエンジニアリング部門と、「施設園芸資材や農薬の販売」を行う卸売部門の大きく3部門で事業を展開。配電盤(制御盤・計装盤・監視操作盤・高低圧配電盤)のスペシャリストとしてさまざまな工場や官公庁などから依頼を受けて実績を積み重ねています。また、安全性の高い農薬の適正使用の指導・販売などにより、農業の発展にも寄与しています。経営理念にもある「共に伸び共に栄える」のもと、取引先の役に立ち、社会に貢献し、社員とその家族の幸せの実現を追求しています。同社代表取締役社長の山やま﨑ざき篤あつしさんは、同社の人材育成に関する方針について、「少人数ながら先進の技術と知識を兼ね備えた人材を育成し、専門性を高めています」と話します。その一環として社員の資格取得について、かかる費用や取得時の祝金、資格手当などを会社がバックアップしており、多くの社員に活用されています。同社では、意欲があれば年齢を重ねても続けられる業務が多く、常務執行役員・電装事業部長の後ご藤とう勇ゆう司じさんは、「電装事業の設計をになうベテ山﨑篤代表取締役社長(中央)、後藤勇司常務執行役員・電装事業部長(左)、川端一裕常務取締役・管理本部長(右)

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