エルダー2025年9月号
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2025.952イ 「医療、福祉」の65歳以上の就業者は10年前の約2・3倍に増加令和6年における65歳以上の就業者を主な産業別に見ると、「卸売業、小売業」が133 万人と最も多く、次いで「医療、福祉」が115万人、「サービス業(他に分類されないもの)」が104万人、「農業、林業」が93万人などとなっている。 令和6年における産業別の65歳以上の就業者を10年前と比較すると、「医療、福祉」が64万人増加し、10年前の約2・3倍となっている。次いで「サービス業(他に分類されないもの)」が32万人、「卸売業、小売業」が26万人と、それぞれ増加している。また、令和6年における各産業の就業者に占める65歳以上の就業者の割合を見ると、「農業、林業」が51・7%と最も高く、次いで「不動産業、物品賃貸業」28・6%、「サービス業(他に分類されないもの)」が22・3%、「生活関連サービス業、娯楽業」が19・6%などとなっている(図表3)。ウ 60代後半の男性の6割以上、女性の4割以上が就業している男女別に就業状況を見ると、男性の場合、就業者の割合は、60~64歳で84・0%、65~69歳で62・8%となっており、65歳を過ぎても、多くの人が就業している。また、女性の就業者の割合は、60~64歳で65・0%、65~69歳で44・7%となっている。さらに、70~74歳で図表3 主な産業別65 歳以上の就業者数及び割合(平成26(2014)年、令和6(2024)年)資料:総務省「労働力調査」3010725232151726999380755988474078403746583845371151041447.147.111.611.67.27.22.02.08.98.910.110.11331334.54.510.810.811.911.916.016.07.07.06.76.718.018.02.62.651.751.716.816.88.48.42.42.411.611.612.712.75.25.228.628.614.114.114.314.322.122.119.619.610.610.612.512.522.322.35.55.50.020.040.0農業、林業建設業製造業情報通信業運輸業、郵便業卸売業、小売業金融業、保険業不動産業、物品賃貸業学術研究、専門・技術サービス業宿泊業、飲食サービス業生活関連サービス業、娯楽業教育、学習支援業医療、福祉サービス業(他に分類されないもの)公務(他に分類されるものを除く)(%)60.0(万人)140120100806040200主な産業別65歳以上の就業者数 平成26(2014)年主な産業別65歳以上の就業者数 令和6(2024)年各産業の就業者数に占める65歳以上の就業者の割合 平成26(2014)年(右目盛り)各産業の就業者数に占める65歳以上の就業者の割合 令和6(2024)年(右目盛り)

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