エルダー2025年11月号
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Ⅰ本事例のポイント社会福祉法人光志福祉会の創業は、2004(平成16)年に設立され、2014年に同法人と経営統合した株式会社プランナーの設立にさかのぼる。社会福祉法人光志福祉会は2011年に設立。経営統合を経て現在に至り、介護事業を通じた地域貢献を目ざしてきた。2022(令和4)年、「社会福祉法人光志福祉会SDGs宣言」を行い、介護および障害・福祉事業を拡張するとともに、近隣地域の小・中学生を対象とする交流場所の提供として「子ども広場・食堂・教室」の運営を開始。「地域の子どもたちの社会性を高めること」、「子どもたちと高齢者および高齢職員とのふれあいの場の提供」を地域課題として掲げ、社会福祉法人として地域貢献するという目的に基づき積極的に取り組んでいる。POINT1正規職員、非正規職員ともに、定年は65歳としており、希望する職員には70歳までの再雇用制度を適用している。また、70歳以降も、必要に応じて年齢上限なく継続雇用している。265歳の定年後も、基本給が変わることがないように、職種ごとの賃金テーブルを整備している。また、定年後に非正規雇用に変わっても、賞与は支給され昇給もある。3多様な勤務形態を実現するために、新たに介護助手制度を導入した。業務内容は、介護の補助的業務や食事の準備・提供、見守り、ハウスキーピングなどを弾力的に行ってもらっている。4日ごろの業務に役立つように、高齢職員も参加可能な研修を各部署で毎月実施している。社会福祉法人 光こう志し福ふく祉し会かい(香川県丸まる亀がめ市)高齢職員の技術を確実に継承し全職員のレベルアップを目ざす社会福祉法人 光志福祉会(香川県丸亀市) 創業 2005(平成17)年 業種 老人福祉・介護事業 職員数  307人(2025〈令和7〉年4月1日現在) 60歳以上  95人 ( 内  訳 ) 60~64歳 37人 (12.1%) 65~69歳 34人 (11.1%) 70歳以上 24人 (7.8%) 定年・継続雇用制度定年65歳。希望者全員を70歳まで継続雇用。70歳以降は運用により一定条件のもと年齢上限なく継続雇用。最高年齢者は80歳高年齢者活躍企業コンテスト令和7年度独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰優秀賞企業プロフィール2025.1136

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