エルダー2026年1月号
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江戸時代初期に菓子匠として創業江戸時代初期に菓子匠として創業世の中のためになる商いを継承する世の中のためになる商いを継承する1広島県福ふく山やま市で創業400年の歴史をもつ和菓子店「株式会社虎屋本舗」(高たか田た海かい道どう代表取締役社長)は2009(平成21)年、「平成21年度高年齢者雇用開発コンテスト」で厚生労働大臣表彰特別賞を受賞した。同社では、2008年度より定年を60歳から70歳に引き上げるとともに、高齢社員の要望をふまえた柔軟で多様な働き方を導入した。また、近代的な設備を導入することで製造工程における作業負荷を軽減したことなど、制度を改正するだけではなく、働きやすい職場環境の実現に注力し、それらが高齢社員のモチベーション向上につながったことが高く評価されての受賞であった。同社の創業は、江戸時代初期の1620(元げん和な6)年。当時は「高たか田た屋や」という屋号の菓子匠であり、福山城築城の際に献上した和菓子が初代福山藩主の水みず野の勝かつ成なり公に称賛され、同藩の御用菓子司となった。その和菓子は銘菓「とんど饅まん頭じゅう」として現在も継承され、福山市民に親しまれている。1750(寛かん延えん3)年には、虎模様のどら焼き(現在の商品名は「虎とら焼やき」)をつくるようになり、屋号を「虎屋」に変更した。昭和の時代からは洋菓子製造にも取り組むようになり、和洋菓子の製造・販売事業を展開。現在、福山市を中心に直営店舗は10店舗あり、そのほか百貨店およびオンラインショップにより業績を伸ばしている。長い歴史を誇る名店の風格が漂う、虎屋本舗の本店(写真提供:株式会社虎屋本舗)※ 2020(令和2)年度までの名称は「高年齢者雇用開発コンテスト」ダイバーシティ経営推進にともない75歳定年制を導入2026.142高年齢者活躍企業コンテスト受賞企業の受賞企業の軌跡軌跡新連載新連載第1回 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)と厚生労働省との共催で毎年開催している「高年齢者活躍企業コンテスト※」。高齢者雇用の推進に資する事例を広く募集し、優秀な事例を表彰しており、その内容は、毎年本誌で紹介しています。本連載では、かつてコンテストで厚生労働大臣表彰を受賞した企業を取材し、その後の取組みの進化・深化をレポートします。第1回は、2009(平成21)年度に特別賞を受賞した株式会社虎屋本舗を取材しました。株式会社虎とら屋や本ほん舗ぽ(広島県福山市)

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