エルダー55大おお木き正まさ俊とし・鈴すず木き俊とし晴はる・植うえ村むら 新あらた・藤ふじ木き貴たか史し 著/有斐閣/2200円太おお田た 洋よう 著/岩波書店(岩波新書)/1166円デイル・ドーテン 著野の津づ智とも子こ 訳/英えい治じ出版/1980円本書は、2001(平成13)年に発行されて以来、多くの人に親しまれてきた一冊。出版社の事情で絶版となっていたが、続編の『職場は楽しいかね?』とともに復刊された新版である。著者が加筆修正した原稿に基づき、内容にも改訂が加えられたうえ、挿絵の追加や、仕事に役立つツールも掲載された。本書の魅力の一つは、主人公の「私」がまるで自分のように感じられて、ぐいぐい引きこまれること。読み終えるころには、主人公のように晴れやかな気持ちになり、活力が湧いてくる。話は、深夜の空港で吹雪によって足止めされた主人公が、老人マックスと出会い、「仕事は楽しいかね?」と問いかけられることにはじまる。一生懸命働いているのに出世できない不満や会社を興したもののうまくいかなかったこと、将来への不安をぶちまける主人公。そして、老人から語られる仕事や人生にかかわる言葉と数々の事例が、ひと晩かぎりの講義のように、読者の心の扉を開き、動かしていく。「明日は今日と違う自分になる」、「違うものがよりよいとは限らない。だが、よりよいものは必ず違っている」……。老人の言葉を胸に刻んだ主人公は、昨日とは違う自分になったことを実感して歩き出す。「コーポレートガバナンス」は、企業の不祥事を伝えるニュースでよく耳にするようになった言葉だが、その意味や、いま重要視されている理由を熟知している人は多くはないようだ。著者は、コーポレートガバナンスについて、「その具体的な意味内容や目的に関する考え方自体が、時代に応じて絶えず揺れ動いている」としたうえで、本書では、この概念はどのように生まれたのか、各国でどのような規律が行われているかなどを概説しながら、「良い」コーポレートガバナンスは何をもたらすのか、そのような「良い」コーポレートガバナンスを実現するためにはどのようにすべきかなどを説き、ビジネスに必須の知識を提供している。著者の太田氏は、コーポレートガバナンスやM&Aを専門とする弁護士で、日本経済新聞「2024年に活躍した弁護士ランキング」企業法務全般(会社法)分野総合第1位になるなどの人気弁護士として知られる。本書の内容は実務家としての立場から、現在のコーポレートガバナンスの諸問題を説いたという。企業の経営者や人事労務担当者にとって、日ごろの業務の幅を広げるために役立つ知識、知見が得られる中身の濃い好著である。企業が円滑に事業を進めるためには、社員が安心して仕事に集中できる労働環境の整備が欠かせない。そのためには、人事労務担当者をはじめ、経営者や現場の管理者が労働法を学び、理解しておくことが大切になる。ただ、労働法の範囲は多岐にわたるうえ、判断の指標がわかりづらいといったむずかしさがあり、法の解釈や適用の実態を知るには、実際の判例を通じた学習が必要とされている。本書は、労働法を学ぶすべての人が、その内容を具体的に理解するために、もっとも重要と思われる50の判例を厳選し、一つひとつについて平易、かつていねいに解説している。特徴は、事件名、判決文・決定文、解説に加えて、判決文を読むときに意識するとよい「読み解きポイント」や、この判決文・決定文が「どんな判断をしたのか」を簡単にまとめた説明もつけていること。さらに、図や写真も多く用いるなど工夫をこらしたページ構成で、50の判例の意義や内容を効率よく学習することができる。取りあげている50の判例は、人格権の尊重、退職金、通勤災害、就業規則変更への同意、高齢者雇用など幅広い。判例から実務で使える知識を得たい人事労務担当者におすすめしたい。仕事は楽しいかね?[新版]コーポレートガバナンス入門START UP労働法判例50!晴れやかな気持ちになり仕事への活力が湧いてくる!あのベストセラーが復刊!!日ごろの業務の幅を広げるための知識、知見が得られる中身の濃い入門書労働法を実務的な観点から学べる、人事労務担当者におすすめの判例50!
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