エルダー2026年3月号
17/68

エルダー15特集令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム 〜開催レポートⅡ〜ライオン流働きがい改革本日は、ライオン株式会社におけるミドル・シニア向けキャリア自立支援についてお話しします。ライオン株式会社は1891(明治24)年に創業し、2025(令和7)年で134年を迎えた日用品・化粧品メーカーです。従業員数はグループ連結で約7600人、国内外に展開しています。歯磨きや洗剤など、みなさまの生活に身近な製品を通じて「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する」ことを使命としています。当社では「ライオン流働きがい改革」を推進しています。この改革の最大のポイントは、「働きがいの向上=個人の成長を起点にした組織力の向上」ととらえている点です。従来の管理志向から脱却し、従業員一人ひとりの意思、意欲、能力の最大化を促進するため、人事制度や育成体系を全方位的に見直しました。具体的には、テレワークやフルフレックス制度など、働き方の柔軟性を大幅に高めてきました。本日は、そのなかでも特にミドル・シニアのキャリア自立支援につながる三つの主要施策、「関係性向上プログラム」、「副業制度」、「キャリアデザインサポート」についてご紹介します。一つめの施策は、管理職育成としての「関係性向上プログラム」です。組織の成長には、本音で対話できる心理的安全性の高い関係性が不可欠だと考え導入しました。このプログラムは、3年間で全管理職540人を対象に、6カ月間の長期研修として実施しました。特徴は、単なる知識習得ではなく「自分史」の作成から始まる点です。自身の価値観や原体験をふり返り、それを受講生同士や部下に対してオープンに語ることで、自己開示を進め、自分らしいリーダーシップを模索してもらいました。効果として、若手部下とのコミュニケーションスコアや心理的安全性スコアの向上が確認されました。また、受講した管理職の8割強が満足しており、孤独になりがちな管理職同士が共通の悩みを共有し、横のネットワークを構築できたことも大きな成果でした。2025年10月24日開催ライオン株式会社 人事部 青あお木き 陽あき奈な事例発表②令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム「シニア社員を活性化するための人材マネジメント」★ 「令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」事例発表(ライオン株式会社)は、JEEDのYouTube公式チャンネルでアーカイブ配信しています。こちらから、ご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=NKfKXqDSKSsミドル・シニア向けキャリア自立支援について

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る