エルダー2026年3月号
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2026.332結成されたのをきっかけに広がったといいます。「1980年代の日本は男性が中心の社会で、女性は子育てや介護をになうのが一般的というなか、子育てや介護があっても自分たちが参加できる働く場として、意欲ある女性たちがワーカーズ・コレクティブをつくりだしたと聞いています」と話すのはJamの柴しば田た浩ひろ美み理事長。「女性の自立」を目ざす組織という側面も大きかったそうです。コロナ禍をきっかけに法人格取得コロナ禍をきっかけに法人格取得「社会的に認められる存在」に「社会的に認められる存在」にJamは創設以来、法人格を持たない「みなし法人」として活動してきましたが、2022年の労働者協同組合法施行を受け、2023年4月に労働者協同組合として法人化しました。柴田理事長によれば、法人化を決意するきっかけの一つが「新型コロナウイルス感染症の感染拡大時に、持続化給付金を受給できなかったこと」。こうした状況とともに、Jamの事業拡大も視野に入れて、「法人として、社会的に認められなければいけない」という思いを強くしたそうです。これまでもJamでは、組合員が出資し、それぞれの意見を反映させながら、組合員自身が労働者として事業に従事するという働き方を実現させてきていたので、労働者協同組合になっても、その部分に変化はないといいます。例えば、Jamで働く利点の一つが「柔軟さ」で、組合員はそれぞれ、勤務についての年間計画を自分で決めて提出するものの、家庭の事情などに合わせて休んだり、出勤時間を変更したりすることは自由です。こうした働き方も、労働者協同組合になっても変わっていません。Jamでの仕事の内容は、生活クラブの組合員に配付するニュースのセットなどの基本業務から、生活クラブの組合員を増やすための組織業務、文書や施設備品の管理、経理などを行う総務業務、神奈川全域の生活クラブ組合員計約8万人を対象としたコールセンター業務など、多岐にわたります。Jamのメンバーは基本的に、そのなかから、それぞれに合った仕事をすることができるため、「年齢に関係なく、働きやすい」(柴田理事長)ようです。柔軟で自由な働き方柔軟で自由な働き方「仕事は楽しい」「仕事は楽しい」Jamで現在、最高齢の組合員の一人として活躍する長なが縄なわ信のぶ子こさん(77歳)。大学を卒業して書店に就職しましたが、夫の転勤のため2年ほどで退職し、その後ずっと「仕事をしたいと思っていました」と話します。生活クラブの「本神奈川県横浜市港こう北ほく区くの新横浜駅から10分ほどの場所に本部を構える「労働者協同組合事務局 ワーカーズ・コレクティブJam」(以下、「Jam」)。おもに、生活協同組合である生活クラブへの加入促進を中心に、共済推進、コールセンター業務を請け負う労働者協同組合です。神奈川県全域と東京都の人形町に11のブランチ(拠点)があり、2026(令和8)年1月現在の組合員は144人。うち60代が53人、70代が8人、最高齢者は78歳で、60歳以上の組合員が事業の前線で活躍しています。Jamは1992(平成4)年に設立されました。当時、生活クラブの運営は、職員と一般の組合員だけで行われていましたが、組合員の活動が広がったことによって、専門性を持った事務局が必要になり、〝ワーカーズ・コレクティブ〟として立ち上げたそうです。ワーカーズ・コレクティブとは、働く人たちが自ら出資し、経営にも労働にも主体的にかかわる協同組合の一種。欧米では古くからあるシステムですが、日本では横浜市で1982(昭和57)年、生活クラブの店舗運営をになう国内初のワーカーズ・コレクティブ「にんじん」が自由な働き方が自由な働き方が「女性の自立」と「シニアの活躍」を後押し「女性の自立」と「シニアの活躍」を後押し事1例労働者協同組合事務局 ワーカーズ・コレクティブJジャムam(神奈川県横浜市)

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