エルダー7特集令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム 〜開催レポートⅡ〜人生100年時代とマルチステージ化本日お話しするテーマは、「シニア社員を活かす人材マネジメント サスティナブル・キャリアの視点から」です。サスティナブル・キャリアの具体的な内容については、講演のなかで詳しくお話ししていきます。まず、日本のシニアを取り巻くキャリア環境について見ていきます。統計値・推計値によれば、日本の総人口が減少する一方で、65歳以上の人口割合はますます上昇していきます。2040年には60~64歳の就業率が80%、65歳以上でも61%に達すると予測されており、これは1989(平成元)年のおよそ2倍にあたる数字です※1。このように急激な高齢化が進んでいますが、人口動態の変化は以前から予測されていたため、官民をあげた対策が長年進められてきました。超高齢社会におけるキャリア形成は、日本だけでなく先進国共通の課題です。リンダ・グラットンとアンドリュー・スコット著の『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』(東洋経済新報社)で提唱した「人生100年時代」という言葉が、日本でも数年前に広まりました。ここであらためて、長寿化社会におけるキャリア形成についてふり返りたいと思います。まず、彼らが指摘するのは、人生は3ステージからマルチステージに変わっていくということです。3ステージとは、「教育」、「仕事」、「引退」のそれぞれのステージをさします。しかしながら、このうち「仕事」の期間が長引いてきています。日本の事情に目を向けてみると、高年齢者雇用安定法が施行されたのが1986(昭和61)年で、このときには定年が55歳、そして60歳までの雇用機会確保が努力義務でしたが、現在では努力義務が70歳になっています。この努力義務はいずれ義務化される可能性もありますので、70歳定年が目前に迫ってきているといえます。55歳定年のころと比べると、職業生活が15年も後ろ倒しになってきているということです。また、現在の役職定年の平均年齢は55歳といわれており、55歳から70歳まで15年間もあります。55歳は世の中ではシニアであり、シニア期シニア社員を活かす人材マネジメントサスティナブル・キャリアの視点から基調講演立教大学大学院ビジネスデザイン研究科 特任教授・日本人材マネジメント協会理事長 山やま﨑ざき 京きょう子こ2025年10月24日開催令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム「シニア社員を活性化するための人材マネジメント」QR後送★ 「令和7年度 生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」基調講演は、JEEDのYouTube公式チャンネルでアーカイブ配信しています。こちらから、ご覧いただけます。https://www.youtube.com/watch?v=PiiR6UtMADY※1 令和2年版厚生労働白書
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