特別企画 労働者協同組合という働き方 解説 経験とスキルを活かし、地域とつながる「協同労働」という新しい選択肢 厚生労働省 雇用環境・均等局 勤労者生活課 労働者協同組合業務室 1 はじめに  人生100年時代を迎え、定年退職後の「セカンドキャリア」や、生涯現役としての働き方に注目が集まっています。そうしたなかで、「労働者協同組合」での新しい働き方が、シニア世代にとって有力な選択肢の一つとなりつつあります。本稿では、この新しい法人制度の原理と現状、そしてなぜいま、シニア世代にとって「労働者協同組合」が働き方の有力な選択肢といえるのかについて、具体的な事例を交えて解説させていただきます。 2 シニア世代の就業意識と「働きがい」について  全国の60歳以上の男女を対象とした調査(内閣府「令和7年版高齢社会白書」※1)によると、現在収入を伴う仕事をしている人については「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか」という質問に対して、「働けるうちはいつまでも」と回答した割合が33.5%でもっとも高く、「70歳くらいまで」またはそれ以上と答えた人を合わせると、その割合は8割を超えています※2。多くの人が、年齢にかかわらず社会とかかわり続けたいという意識を持っていることがわかります。  また、現在仕事をしている人に「その仕事を決めた理由」について質問をしたところ、「自分の経験やスキルが生かせる」という回答が約4割でトップとなり、次いで「自宅から通いやすい」、「仕事にやりがいがある」といった理由が続きます※3。  単に収入を得るためだけではなく、長年つちかった職業能力を活かしたい、地域社会のなかで無理なく働きたい、そして何より「やりがい」を感じたい、こうしたシニア世代のニーズに合致する働き方の器として期待されているのが、労働者協同組合です。 3 労働者協同組合の3原則(基本原理)  労働者協同組合法では、以下の3原則からなる基本原理が定められています。 (1)出資原則:組合員が出資すること (2)意見反映原則:事業を行うにあたり組合員の意見が適切に反映されること (3)事業従事原則:組合員が組合の行う事業に従事すること  つまり、仲間と一緒に資金を出し合い、話し合って経営を決め、みんなで働く。民主的で主体的な働き方のスタイル、それが「労働者協同組合」です。また、設立手続きも簡素化されており、NPO法人などとは異なり行政庁の許認可を待つことなく、法に定めた要件を満たした定款を作成し、登記をするだけで法人を設立することができます。 4 広がる活動分野とエッセンシャルサービス  2022(令和4)年10月の労働者協同組合法の施行から3年余りを経て、労働者協同組合の設立は着実に進んでいます。現在、北は北海道から南は沖縄県まで、37都道府県で177法人が設立されています(2026年1月1日時点)。  その事業分野はきわめて多岐にわたりますが、特に目立つのが地域課題の解決に直結する分野です。介護・福祉、子育て支援、学童保育といった対人援助の現場から、緑地管理、配食サービス、清掃、さらには若者や就労困難者の自立支援など、私たちの暮らしに欠かせない「エッセンシャルサービス」のにない手として、その存在感を高めています。地域に住む人々が、「自分たちの地域の困りごとは、自分たちの手で解決しよう」と立ち上がり、事業化するケースが多く見られます。 5 シニア世代による多様な実践事例  ここからは、実際にシニア世代が中心となって活躍している労働者協同組合の事例を、その設立経緯や形態ごとに紹介します。 (1)定年退職後や早期退職後の起業(経験を地域に還元する)  長年のキャリアを活かし、退職後に仲間とともに「起業」するケースが増えています。これには定年退職後の挑戦だけでなく、早期退職を経て、新たなライフワークとして地域貢献を目ざす事例も含まれます。  定年後の起業としては、「労働者協同組合上田」(長野県)や「つくば労働者協同組合」(茨城県)があり、地域の高齢者が中心となって、それぞれの得意分野を持ち寄り活動しています。また、「助け合いケア労働者協同組合ヘルパント」(兵庫県)は、デイサービスなどの高齢者施設での補助業務などをになうために設立されました。  一方、早期退職後のUターン起業として、「労働者協同組合チャイルドセンター彩葉(いろは)」(福井県)があります。元システムエンジニアとしての勤務を経て、故郷で放課後等デイサービスなどの子どもの支援事業を立ち上げた事例であり、異業種の経験が地域福祉の現場で活かされています。  これらの事例に共通するのは、「自分たちで仕事をつくる」という姿勢です。現役時代のスキルや人脈を活かしつつ、体力や家庭の事情に合わせて働く時間を調整できる点も、セカンドキャリアにおける労働者協同組合のメリットと言えます。 (2)継続就業と再就職(地域密着の現場で働く)  既存の労働者協同組合へ、定年後に「再就職」するという道もあります。「労働者協同組合ワーカーズ・コレクティブ・キャリー」(神奈川県)は、消費財等の配送サービスを行っており、運転技術を持つシニア世代が活躍しています。また、「労働者協同組合うんなん」(島根県)では、地域の暮らしの困りごと支援に取り組んでおり、地元で暮らし続けたいと願う高齢者の雇用の受け皿にもなっています。ここには「自宅から通いやすい」場所で、地域住民と触れ合いながら、「仕事にやりがい」を持って働く人々の姿があります。 (3)関係機関との連携(広島市のモデル)  地域全体の就労支援を強化する動きとして、広島市の事例が注目されています。広島市では、「広島市シルバー人材センター」と「広島市協同労働支援センター」が2025年4月に統合し、「広島市シルバー・協同労働センター」となりました。  シルバー会員が協同労働団体に加入・設立したり、協同労働団体メンバーがシルバー会員になったりと、相互に会員数や団体数の増加につながる好循環が生まれています。これは、シニアの多様な就業ニーズに対し、地域全体で受け皿を広げていくためのモデルケースといえるでしょう。 6 おわりに−自分らしく働き続けるために−  労働者協同組合法は、働く人々が主役となり、豊かな地域社会をつくり出すための基盤です。「働けるうちはいつまでも働きたい」、「経験を活かしたい」と願うシニア世代にとって、自ら出資し、経営に意見を反映させ、事業に従事するこの働き方は、大きな充足感をもたらすことにつながります。  人生の後半戦を、受動的に過ごすのではなく、仲間とともに能動的に切り拓く。労働者協同組合という選択肢が、みなさまのこれからのキャリア、そして人生をより豊かに彩る一助となることを願っています。 ※1 https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/index-w.html ※2 同白書63ページ ※3 同白書64ページ 事例1 労働者協同組合事務局 ワーカーズ・コレクティブJam(ジャム)(神奈川県横浜市) 自由な働き方が「女性の自立」と「シニアの活躍」を後押し  神奈川県横浜市港北区(こうほくく)の新横浜駅から10分ほどの場所に本部を構える「労働者協同組合事務局 ワーカーズ・コレクティブJam」(以下、「Jam」)。おもに、生活協同組合である生活クラブへの加入促進を中心に、共済推進、コールセンター業務を請け負う労働者協同組合です。神奈川県全域と東京都の人形町に11のブランチ(拠点)があり、2026(令和8)年1月現在の組合員は144人。うち60代が53人、70代が8人、最高齢者は78歳で、60歳以上の組合員が事業の前線で活躍しています。  Jamは1992(平成4)年に設立されました。当時、生活クラブの運営は、職員と一般の組合員だけで行われていましたが、組合員の活動が広がったことによって、専門性を持った事務局が必要になり、ワーカーズ・コレクティブ≠ニして立ち上げたそうです。  ワーカーズ・コレクティブとは、働く人たちが自ら出資し、経営にも労働にも主体的にかかわる協同組合の一種。欧米では古くからあるシステムですが、日本では横浜市で1982(昭和57)年、生活クラブの店舗運営をになう国内初のワーカーズ・コレクティブ「にんじん」が結成されたのをきっかけに広がったといいます。  「1980年代の日本は男性が中心の社会で、女性は子育てや介護をになうのが一般的というなか、子育てや介護があっても自分たちが参加できる働く場として、意欲ある女性たちがワーカーズ・コレクティブをつくりだしたと聞いています」と話すのはJamの柴田(しばた)浩美(ひろみ)理事長。「女性の自立」を目ざす組織という側面も大きかったそうです。 コロナ禍をきっかけに法人格取得「社会的に認められる存在」に  Jamは創設以来、法人格を持たない「みなし法人」として活動してきましたが、2022年の労働者協同組合法施行を受け、2023年4月に労働者協同組合として法人化しました。柴田理事長によれば、法人化を決意するきっかけの一つが「新型コロナウイルス感染症の感染拡大時に、持続化給付金を受給できなかったこと」。こうした状況とともに、Jamの事業拡大も視野に入れて、「法人として、社会的に認められなければいけない」という思いを強くしたそうです。  これまでもJamでは、組合員が出資し、それぞれの意見を反映させながら、組合員自身が労働者として事業に従事するという働き方を実現させてきていたので、労働者協同組合になっても、その部分に変化はないといいます。例えば、Jamで働く利点の一つが「柔軟さ」で、組合員はそれぞれ、勤務についての年間計画を自分で決めて提出するものの、家庭の事情などに合わせて休んだり、出勤時間を変更したりすることは自由です。こうした働き方も、労働者協同組合になっても変わっていません。  Jamでの仕事の内容は、生活クラブの組合員に配付するニュースのセットなどの基本業務から、生活クラブの組合員を増やすための組織業務、文書や施設備品の管理、経理などを行う総務業務、神奈川全域の生活クラブ組合員計約8万人を対象としたコールセンター業務など、多岐にわたります。Jamのメンバーは基本的に、そのなかから、それぞれに合った仕事をすることができるため、「年齢に関係なく、働きやすい」(柴田理事長)ようです。 柔軟で自由な働き方「仕事は楽しい」  Jamで現在、最高齢の組合員の一人として活躍する長縄(ながなわ)信子(のぶこ)さん(77歳)。大学を卒業して書店に就職しましたが、夫の転勤のため2年ほどで退職し、その後ずっと「仕事をしたいと思っていました」と話します。生活クラブの「本の花束」というカタログのコンテンツに興味を持ち、その編集に参画。そして、55歳のときにJamの募集を知って応募し、仕事を始めました。それから20年以上、組織拡大推進の業務などで手腕を発揮しています。  現在は、週4日、1日約7時間働いています。週に2日ずつ、コールセンターと組織の業務にあたっており、若い組合員からも「先輩」と慕われる存在だそうです。長縄さんは「いろいろな人とかかわれるのが、とても楽しいから仕事を続けています」と笑顔。「若い人たちともこんなに接することができて、言いたいことを言って、言いたいことを言われる場所って、なかなかないですよね」と、仕事のやりがいを語ってくれました。  今年65歳になった小林(こばやし)乃恵子(のえこ)さんは、週に2〜3日、おもにコールセンターでの仕事を担当しています。Jamに入ったきっかけは「幼稚園のママ友」の存在とのこと。「その方のすばらしい人間性にひかれて、この人がいるところだったら大丈夫だろう」と考え、子育てが一段落した50歳少し前に、Jamで働き始めました。  小林さんが働く目的は「やりたいことがいろいろあるから」。仕事で稼いだお金は、趣味の旅行や習い事に投入しています。Jamに入って5年ぐらいで一度、家庭の事情で辞めたのですが、その後落ち着き、ほどなく復帰しました。「働きながら高齢の親のところにも行けるし、旅行をするときは、1週間ぐらい休めます。やっぱり家にいるより楽しいし、働いていて、とても快適です」と小林さん。「コールセンターの業務をやっていると、頭を回転させるから認知症の予防になる気がしますね。これからも、がんばろうと思います」と、話していました。 子育て世代をシニアが支える 今後の事業拡大にも意欲  柴田理事長によれば、「最近の女性は晩婚の人が多く、40代でも子どもが小さいケースが多く、早く帰りたいから時短で働きたいという組合員も多いです」といいます。そこで、子育て世代ができない仕事をカバーしているのが50代、60代の組合員で、Jamの運営は、元気なシニアの「お互いさまの精神」によって支えられています。  一方で柴田理事長も長縄さんも小林さんも、「働こうという気持ちに年齢は関係ない」と口をそろえていいます。Jamでは、だれもが同じ組合員として、それぞれの適性に合った仕事を主体的にしていくことができるので、年齢を感じることは少ないようです。さらに、「労働者協同組合は、労働者派遣事業以外、どんな業種でも、やりたいことをやっていけるのが魅力です。今後は、地域に根ざした組織として、地域の困りごとを仕事につなげることができたらいいなと思っています」と柴田理事長は、今後の事業拡大にも意欲を見せていました。 ※「ワーカーズ・コレクティブJam」の組合員の方を、本誌2025年12月号「生涯現役で働くとは」で紹介しています。JEEDホームページでもご覧になれます。 https://www.jeed.go.jp/elderly/data/elder/book/elder_202512/index.html#page=38 写真のキャプション 左から、長縄信子さん、理事長の柴田浩美さん、小林乃恵子さん 事例2 労働者協同組合 労協センター事業団 埼玉事業本部 地域密着型デイサービス「そらまめ」(埼玉県ふじみ野市) 支援活動から生まれたシニアが主役の協同労働  埼玉県の南西部に位置するふじみ野市。東京の都心部から30km圏内ながら、緑が多く残る住宅地に地域密着型デイサービス「そらまめ」(以下、「そらまめ」)はあります。「自分の親を預けたいと思えるデイサービス」を合言葉に、利用者一人ひとりに合ったきめ細かい支援を行い、地域の人々との交流を大切にしています。「食は元気の源」ととらえ、食事にこだわっているのも特徴で、毎日提供している昼食やおやつは手づくりで、併設する「そらまめファーム」で収穫した新鮮野菜をふんだんに使っているそうです。  定員10人、平屋の古民家を拠点とするそらまめは、労働者協同組合労協センター事業団埼玉事業本部の一事業として、同本部に所属する22人の組合員によって運営されています。60歳以上の組合員は、介護職が7人、ドライバーが3人、調理、清掃担当が各1人の計12人。うち70歳以上は、所長の島袋(しまぶくろ)俊子(としこ)さん(71歳)を筆頭に計5人が活躍しており、最高齢者は75歳です。 きっかけは東日本大震災「主婦6人」の活動がデイサービスに発展  島袋さんによると、そらまめ誕生のきっかけは、2011(平成23)年の東日本大震災でした。当時、同市内の公務員住宅に被災地から多くの人が避難してきて、地域住民が支援活動を始めたことが現在のサービスにつながったそうです。島袋さんらは、福島県から避難してきた人から「息が詰まりそう。畑仕事がしたい」という声を聞き、市内の農家の協力を得て、被災者らと農作業を行う活動を進めました。「一緒に作物を育て、収穫し、料理して食べることを通じて、参加者がみんな笑顔になった」(島袋さん)経験に大きな影響を受けているといいます。  そらまめは2012年4月、島袋さんを含む地域の主婦6人によって設立されました。6人はいずれも、被災者の支援にたずさわっていたのですが、支援活動を続けるためには、「拠点となる事業所が必要」との考えで一致。「避難者のなかには、高齢の家族の介護が必要な方がいらっしゃいました。6人のなかには看護師やケアマネジャー、介護福祉士、ヘルパー(介護職員初任者研修)の資格を持つ人がいたので、『あなたたちだったら、高齢者を支援するデイサービスを立ち上げられる』と、私たちの活動を見ていた労協センター事業団の人に声をかけられた」(島袋さん)ことで、事業所の核となる事業をデイサービスにすることを決めたといいます。 支援活動も「仕事」 地域貢献の実績に「1000万円」が集まる  6人は当時50〜60代で、全員が別の仕事をしていました。島袋さんも、調理師として市内の保育所でパート勤務をしており、支援活動はボランティアで続けるつもりでしたが、「島袋さんたちがしている支援活動も、労協センター事業団にとっては仕事なのです」といわれたことで、気持ちが変わったといいます。  「『本来、地域の必要に応える仕事おこしが労働者協同組合です』と説明を受け、『そんな働き方があるんだ』と思いました」と、島袋さんは笑顔で語ります。「市民が自分の町に貢献できる仕事を、自分たちで出資し、自分たちで職場をつくり、自分たちで運営していくのが協同労働だと聞いて、おもしろいと感じましたし、同じ仕事だったら、そんなやりがいのある仕事にチャレンジするのもいいなと考えました」  それから6人は、労協センター事業団の組合員となり、事業本部のサポートを受けつつ、お互いに話し合いを重ねて、そらまめをスタートさせました。当初は、メンバーが所有していた一軒家で、定員7人のデイサービスと、少し離れた場所にある畑での農作業の活動を展開していましたが、「定員10人程度に拡大できたら」、「畑が近くにあったら」との思いが強くなり、新たな拠点を数年かけて探し、現在の古民家に移ったそうです。  古民家の改修には、約1000万円がかかりました。「1000万円と聞いて、あまりにもリスクが高いと感じ、もうパッと止めてしまってもいいんじゃないかと思いました」と島袋さん。しかし、「『そらまめ以外には行きたくない』といってくれる利用者さんが何人かいて、みんなでがんばろうといって出資を募った」そうです。すると、そらまめの活動実績を評価する市民や利用者の家族から出資が集まり、その額は1000万円に達しました。 経験、特技を活かしてシニアが活躍「次のにない手」も切望  そらまめで約7年、介護職にあたっている斎藤(さいとう)れい子さん(69歳)は、ふじみ野市に隣接する埼玉県富士見市(ふじみし)在住で、2000年の介護保険制度スタート前に、富士見市のヘルパー講習を受けたことをきっかけに、デイサービスの仕事に就きました。そこで一緒だったのが、そらまめの組合員の1人。「手伝ってほしい」と請われ、2018年ごろから週1回そらまめで働くようになったそうです。66歳で定年退職した後は、1日8時間、週2回ペースで仕事をしています。  「ここはとても環境がよいのです。空も見えるし、畑もあって」と齋藤さん。「以前の職場は定員25人だったので、広いから少し疲れるし、いろいろな意味でたいへんでしたが、こちらは、こじんまりしているし、環境もよいし。体力が続くかぎり働きたいなと思っています」と、話してくれました。齋藤さんは、介護の仕事以外にも、手芸をはじめとした得意の手作業でそらまめに貢献しています。手づくりの誕生日カードなどもその一つで、精緻(せいち)な紙の花で飾られたカードを見た利用者のご家族が、「そらまめに行きたい」との希望をいってきたケースなどもあるそうです。  齋藤さんのほかにも、さまざまな経験を持つ組合員が、それぞれの特技を活かし、利用者を楽しませています。  「人や社会をよく知っていて、『こういうことをしたら利用者が喜ぶ』と、自主的に積極的にやってくれる60・70代の組合員の存在は大きいです」と島袋さん。シニアが自ら主役になって支えてくれているからこそ、そらまめの事業が成り立っていると話します。  一方で、「いろいろな世代で介護することも、すごく重要だと思います」という島袋さん。さらなるシニア世代の活躍を進めるためには、若い世代の力も必要だとの考えですが、なかなか人材確保がむずかしいそうです。「若い人にとって介護職はあまり魅力がないようですが、楽しいこともあり、やりがいが多いと思います。私たちの理念を引き継げるような人を、本当に心から待ち望んでいます」と強調していました。 写真のキャプション そらまめスタッフのみなさん。左から深作(ふかさく)信浩(のぶひろ)さん、所長の島袋俊子さん、齋藤れい子さん、小川(おがわ)由佳(ゆか)さん、土屋(つちや)美千子(みちこ)さん、渡邊(わたなべ)美緒貴(みおき)さん。後ろには齋藤さん手づくりのタペストリー