１ 定年の引上げ等の制度の実施について （１）用語の定義 本項においては以下のとおり定義します。 表４ 旧定年年齢 定年の引上げを実施した日の前日までの間に、就業規則等で定められていた定年年齢のうち助成金創設（平成２８年１０月１９日）以降最も高い年齢。 希望者全員継続雇用 定年後も引き続いて雇用されることを希望する者全員を定年後も引き続いて雇用する制度。 労使協定に基づく基準該当 高年齢者等の雇用の安定等に関する一部を改正する法律（平成２４年９月５日法律第７８号。以下、「改正高年齢者雇用安定法」という。）の経過措置により、改正高年齢者雇用安定法の施行までに、労使協定により継続雇用制度の対象者を限定する基準を定めている場合の基準の対象年齢（詳しくは３０ページ参照）。 会社選別継続雇用制度 定年又は継続雇用制度以降に、その会社が認める者等を引き続き雇用する制度。 （２）旧定年年齢を上回る６５歳以上への定年の引上げ 旧定年年齢を上回る６５歳以上の年齢に定年年齢を引上げることをいいます。 ① 旧定年年齢を上回る例 下表の例は定年年齢を５歳引き上げた例です。 表５ 旧定年年齢 改正後（制度実施） 支給 対象 定年 年齢 希望者全員継続雇用 労使協定に基づく基準該当 会社選別継続雇用制度 定年 年齢 希望者全員継続雇用 労使協定に基づく基準該当 会社選別継続雇用制度 １ ６０歳 ６５歳 - - ６５歳 - - - ○ ２ ６０歳 ６３歳 ６５歳 - ６５歳 - - - ○ ３ ６５歳 - - ７０歳 ７０歳 - - - ○ 第３ 制度の実施についての詳細説明 ─10 ─
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