htmlメール 令和3年2月26日

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メールマガジン 第92号 令和3年2月26日

高障求メールマガジン

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページはこちら

 みなさま、こんにちは。
 今号の特集では、全国5カ所(新潟、東京、愛知、大阪、福岡)で開催された「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」のなかから、新潟、愛知、福岡会場で行われた基調講演や参加者の声などをご紹介します。ぜひご覧ください。

<機構ホームページおよびメールアドレスのドメイン変更について>
 当機構は、令和2年11月から、順次ホームページで使用するドメインを「jeed.or.jp」から、「jeed.go.jp」に変更しています。
 また、メールマガジンのメールアドレスについても、令和3年3月上旬以降「hmerumaga@jeed.or.jp」から「hmerumaga@jeed.go.jp」に変更となりますので、アドレス帳等に登録されている場合は変更をお願いいたします。

イベント開催予定等

 

今月の特集

[高]
「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」を開催しました!

注目のトピックス

【募集】

[高]
高年齢者がいきいきと働ける創意工夫の事例 大募集!
令和3年度 高年齢者活躍企業コンテスト

【お知らせ】

[共]
令和2年度メールマガジン読者アンケート結果のお知らせ

刊行物の紹介

[高]
改正高齢法に対応した「70歳雇用推進マニュアル」を作成しました!

マイエリア情報

 
当機構の各地域の情報をご案内します

機構の出版物

[高]
エルダー2月号
[障]
働く広場2月号

お知らせ

[共]
機構ホームページ新着情報
[共]
調達関係(入札等)情報

[高] 高年齢者雇用支援関係記事
[障] 障害者雇用支援関係記事
[求] 求職者などに対する職業能力開発関係記事
[共] 各業務に共通して関係する記事

今月の特集

 令和3年4月に高年齢者雇用安定法が改正されることにともない、70歳までの就業機会の確保が努力義務とされ、働く意欲のある高年齢者が活躍できる職場環境の整備が求められています。このことをふまえ、令和2年度は高齢社員の戦力化を図るための「評価・報酬体系」、「職場環境改善」などをテーマに、全国5カ所(新潟、東京、愛知、大阪、福岡)でシンポジウムを開催しました。今回は新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえで、参加人数を限定した短時間での開催となりましたが、総計で約500人の方々にご参加いただきました。
 ここでは、新潟、愛知、福岡会場で行われた東京学芸大学教育学部内田賢教授による基調講演を抜粋してご紹介します。

基調講演
「会社の力を引き上げるシニア活用戦略」

 内田賢教授より、高齢社員の戦力化に向けた人事管理について基調講演が行われました。
 講演では、高齢化社会のなかでシニアが持つ多様性を理解し、強みを発揮できる仕組みづくりの必要性などが示されました。


◆やりがいのある仕事・役割の提供
 組織として、シニアを活用する理由は、彼らが強みを持っていて、その強みを活かすことが会社の成長、活性化につながり、後に続く人たちにも刺激を与えるからです。その際、シニアが活きる仕組みをつくり、やりがいのある仕事、役割を提供する工夫が大事になります。

◆多様性に対応した仕組みづくり
 高齢になると若いときよりも重いものを持つことがむづかしくなるといった体力的な面や、趣味など仕事以外の活動に時間を費やすため勤務日数を減らすなど、仕事への向き合い方が多様になってきます。多様な人たちを戦力として活用するためには、多様性に対応した仕組みづくりが必要になります。

◆能力を発揮してもらうための仕組みづくり
 会社にとって有効な戦力のひとつである高齢者を活用するためには、高齢者の持つ能力を活かし、長く働ける仕組みを考え、強みを活かし弱みを補えるような職場環境をつくることが必要です。
 例えば、高齢者と若年者でのペア就労があります。ペア就労では、高齢者は知識や経験、技術を教える側になり、ドローンやタブレットなどの最新の機器については若年者から教えられる側になるなど、お互いが得意なことで補える関係がつくれることで信頼が深まり、技能伝承にも効果的です。

◆シニアに意識改革をうながす
 高齢期前の業務指導研修などを実施することにより、高齢期に求められる役割や身につけるべき技能は何か「気づき」の機会を与え、高齢期になる前に準備してもらうことが大切です。例えば、60歳以降に活躍してもらおうと考える場合は、50代のうちから準備をしておく必要があります。

◆最後に
 改正高年齢者雇用安定法では、70歳までの就業機会の確保が努力義務化され、2021(令和3年)年4月に施行されます。
 その就業機会の選択肢には、フリーランスとしての契約や社会貢献活動にシニアを活かすといったことが示されています。
 会社とシニアと社会貢献活動がうまく結びつけば、さまざまな取組みができるでしょう。シニアを活かして会社が成長する施策を、いまからシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。

 関係機関のみなさまのご協力により、各会場で無事にシンポジウムを開催することができました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。
 定期刊行誌『エルダー』令和3年1月号には新潟、愛知会場での講演や企業事例を掲載しておりますので、ぜひご覧ください!また、3月号(3月1日発行予定)には、東京、大阪、福岡会場の開催内容を掲載する予定です。
 東京開催のシンポジウムの模様については、3月22日(月)まで動画を配信しています。動画視聴の申込みはこちらです。(申込み締め切り:3月22日(月)まで)

みなさまからのご意見・ご感想

各会場で実施したアンケートより、参加者からいただいた声をご紹介します

〇すぐ目の前にある高齢化社会に対して、会社はどう対応していくか真剣に考える時期だとあらためて感じました。

〇高年齢者の雇用は若年層への将来の働き方にも影響するため、今後しっかりと制度を固めていく必要があると感じました。

 令和3年度も高齢者雇用に関する有効な情報提供ができるよう、シンポジウムの開催を計画しています。詳細が決定しましたら、当機構ホームページや当メールマガジンなどでご案内します。

◆お問合せ先◆
 雇用推進・研究部 研究開発課(TEL:043-297-9527)

 
注目のトピックス

締切迫る! ご応募は令和3年3月31日(水)まで!

 現在、「令和3年度高年齢者活躍企業コンテスト」の事例を募集中です。みなさまのご応募をお待ちしています。

※令和3年4月1日施行の高年齢者雇用安定法改正にともない、高年齢者が一層活躍できるよう70歳までの就業確保が努力義務化されたことから、令和3年度から名称を変更しました(旧名称:高年齢者雇用開発コンテスト)。

<募集内容>
◆取組み内容◆
 働くことを希望する高年齢者が、年齢にかかわりなく生涯現役でいきいきと働くことができるよう、各企業が行った雇用管理や職場環境の改善等に関する創意工夫事例を募集します。

応募に関する詳細は、こちら

◆応募先◆
 各都道府県支部 高齢・障害者業務課

◆応募締切◆
 令和3年3月31日(水)【当日消印有効】

◆お問合せ先◆
 雇用推進・研究部 研究開発課(TEL:043-297-9527)

 「高障求メールマガジン」では、より充実したメールマガジン配信のために読者アンケートを実施し、みなさまから多数のご意見・ご要望をいただきました。いただいたご意見等は今後の配信に活かしてまいりますので、引き続きご活用くださいますよう、よろしくお願いいたします。

実施期間:令和2年9月15日(火)~令和2年12月15日(火)
有効回答数:【132件】 (前年度 172件)
(※令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響などもあり、回答数が
  落ち込みましたが、次回はさらに回答が得られるよう努めます)
アンケート回答者(職種等):
  会社経営者・会社役員   [5.3%]  (前年度 6.9%)
  会社管理職・会社員    [40.9%] (前年度 54.2%)
  自営業          [6.1%]  (前年度 3.5%)
  大学・研究機関等職員   [2.3%]  (前年度 0.6%)
  公務員・団体役職員    [12.9%] (前年度 9.3%)
  医療・福祉・保健機関職員 [12.1%] (前年度 6.4%)
  教育訓練機関職員     [3.0%]  (前年度 1.7%)
  その他          [17.4%] (前年度 17.4%)

<アンケート調査の主な結果>
Q.掲載されている情報は役立っていますか?

《今回実施》

大変役立っている
役立っている
84.8%

《前回実施》

大変役立っている
役立っている
78.5%

【令和2年度職種別 (前年度)】

(単位:人)

「大変役立っている」、「役立っている」と答えた理由

※多数のご意見をいただきましたが、抜粋して掲載しています。

<企業>

・あちらこちらのサイトを見て情報収集をしなければいけないところをメルマガで最新でタイムリーな情報を知ることができる。

・知らない情報を収集できる。

など

<自営業>

・タイムリーな情報が得られる。

・必要な情報を必要に応じて取得することができる。

など

<大学・研究機関等職員>

・自分だけでは情報収集しづらい情報が手に入る。

・機構の発行物が発行されたことに気がつかないこともあるためメルマガを役立てている。

など

<公務員・団体役職員>

・法改正情報や好事例、障害者、高齢者、求職者と幅広い労働関連の情報が入手できる。

・いろいろな企業、支援機関の取組みなどを参考にしている。

など

<医療・福祉・保健機関職員>

・就労支援のヒントとなる情報がつまっている。

・一度に高齢者、障害者、全国の情報、国の政策などあらゆる情報が、この一通で確認できる仕組みはすばらしいと思う。

など

<教育訓練機関職員>

・見出しによって読むことにしているが、読んでよかったと思うことがある。

など

<その他>

・高齢者、障害者、求職者向けの雇用対策や取り巻く現状をバランスよく知ることができるため。

など

「役立っていない」、「全く役立っていない」と答えた理由

※複数のご意見をいただきましたが、抜粋して掲載しています。

<医療・福祉・保健機関職員>

・実際に現場で行われている生の声がもっと聴きたい。

<教育訓練機関職員>

・訓練部門の内容が少ない。

など

★上記の結果より、「大変役立っている」、「役立っている」を選択した読者のなかで、特に「会社管理職・会社員」の企業の方々にお役に立っていることがわかりました。また、「情報収集をしなくても最新情報を得られる」などのご意見を参考にし、今後も最新情報をタイムリーにお届けできるよう努めてまいります。さらに、関係機関の方々からは、幅広い情報の提供に評価をいただきましたので、引き続き取り組んでまいります。

★「役立っていない」、「全く役立っていない」を選択した読者から、「訓練部門の内容が少ない」などのご意見をいただきました。訓練部門の情報につきましても、掲載情報がある場合は、タイムリーに読者の方にお届けできるよう努めてまいります。

Q.「大変役立っている」「役立っている」と回答された方にお尋ねします。

どのコーナーが役立っていますか?(複数回答) 回答数:259件


【令和2年度職種別 (前年度) 】

(単位:人)

★上記の結果より、「今月の特集」と「注目のトピックス」にならび、「機構の出版物」のコーナーが役に立っていることがわかりました。「今月の特集」や「注目のトピックス」の充実に努めていくことに加え、「機構の出版物」でご紹介している「エルダー」、「働く広場」などでは、最新の雇用状況をふまえた好事例、企業からの声などを掲載しておりますので、今後も積極的な情報提供に努めてまいります。

Q.配信回数についてどう思われますか?

Q.分量についてどう思われますか?

Q.「特集」で取り上げてほしい内容や掲載を期待する情報をお聞かせください。

※多数のご意見をいただきましたが、抜粋して掲載しています。

<高齢者雇用>

・高年齢者の雇用継続にかかる研修や就業規則についての情報。

・年齢に関係なく活き活きと社会活動をしている人の特集。

など

<障害者雇用>

・コロナ禍での障害者の就労支援および就労継続支援のありかたなどの情報。

・障害者が得意分野を活かして気軽に参加できるイベントやコンテストの情報。

など

<国の施策、動向>

・最新の法令改正の情報

・助成金情報

・行政の動向

など

<企業事例、雇用のノウハウ>

・高齢者、障害者の能力を活かせる先進企業の実例。

・労働者側と雇用主側の両方の声。

など

★「ご意見、ご感想」につきましても、たくさんの貴重なご意見をいただき誠にありがとうございました。今後のメールマガジン改善の参考にさせていただきます。

ご協力ありがとうございました!

刊行物Web版の紹介

 4月1日施行の改正高年齢者雇用安定法の解説や、70歳までの雇用推進に向けて必要な施策、人事制度改定手順などを盛り込んだ「70歳雇用推進マニュアル」を作成しました。
 高齢社員のさらなる戦力化に向けて、ぜひご活用ください。

 詳しい内容は【こちら】をご覧ください。

マイエリア情報

こちらのコーナーでは、各都道府県で行っている
研修、説明会、その他イベントなどをご案内しています。


↑日本地図をクリックすると各都道府県支部の
ホームページへアクセスできます。

機構の出版物

高齢者雇用、障害者雇用に関するより詳しい情報を
こちらからご覧いただけます。

(※表紙画像をクリックするとデジタルブックが開きます)

エルダー

[高] エルダー2月号

特集 高年齢者雇用安定法が改正 -70歳までの就業機会確保に向けて-
 2021(令和3)年4月より、改正高年齢者雇用安定法が施行され、70歳までの就業機会確保(高年齢者就業確保措置)が企業の努力義務となります。
 そこで今号では、改正法の概要とともに70歳まで働ける仕組みを整えるための準備について解説するほか、改正法の施行に先駆けて70歳就業に取り組んでいる企業事例を紹介します。高齢者がより長く、活き活きと働ける職場環境の実現に向け、参考にしていただければ幸いです。
リーダーズトーク
定年後は”おもしろいから働く”を重視
好きなことにチャレンジし、楽しく生きよう
エッセイスト 岸本裕紀子さん

読者アンケートは随時受けつけています。
ご協力をお願いします。
バックナンバーを読む


働く広場

[障] 働く広場2月号

アビリンピックルポ・グラビア
 2020(令和2)年11月13日(金)~15日(日)に愛知県常滑市で開催された「第40回全国アビリンピック」を取材。全国から出場した選手たちの活躍の様子をレポートしました。
この人を訪ねて
 これまで多くの社員がアビリンピックに出場している愛知玉野情報システム株式会社(愛知県)の橋本忠雄さんに、障害者雇用の取組みや、アビリンピックでの社員の活躍についてうかがいました。
編集委員が行く
 コロナ禍における障害者雇用の現状と課題をテーマにオンライン座談会を開催。全国5カ所の障害者就業・生活支援センターとつなぎ、現場での影響や取組みの工夫などのお話をうかがいました。

読者アンケートは随時受けつけています。
 ご協力をお願いします。
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お知らせ

調達関係(入札等)情報  現在、参加者を募集している調達関係(入札等)情報を、当機構ホームページに掲載しています。詳しい内容はこちらをご覧ください。
 当機構は、「国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律」(平成24年法律第50号)第6条の規定に基づき、「障害者就労施設等からの物品等の調達の推進を図るための方針」を定めています。

◆お問合せ先◆

 経理部 契約第二課(TEL:043-213-6437/6438)

◇編集後記
 今号では「生涯現役社会の実現に向けたシンポジウム」について特集しました。東京会場の様子については令和3年3月22日(月)まで動画を配信しています。シンポジウム申込み特設サイトより、お申込みいただきぜひご覧ください。
 今号も最後までお読みいただきありがとうございました。

第93号は3月31日(水)配信予定です。
メールマガジンのバックナンバーはこちら


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〒261-8558 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-2
TEL 043-213-6215 FAX 043-213-6556
(禁無断転載)

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