htmlメール 令和3年4月30日

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メールマガジン 第94号 令和3年4月30日

高障求メールマガジン

独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構のホームページはこちら

 みなさま、こんにちは。
 今号の特集では、「障害者の健康に配慮し、安心・安全に働けるように取り組んだ職場改善好事例」の一部をご紹介いたします。また、過去の「職場改善好事例」についてもご案内をしておりますので、ぜひご覧ください。


イベント開催予定等

 

今月の特集

[障]
「障害者の健康に配慮し、安心・安全に働けるように取り組んだ職場改善好事例」のご紹介

注目のトピックス

【受講者募集!】

[障]
職業リハビリテーションに関する各種研修のご案内
~訪問型・企業在籍型職場適応援助者支援スキル向上研修~

【お知らせ】

[障]
【締め切り間近!】令和3年度障害者雇用納付金制度に基づく申告申請は5月17日(月)までです!
[障]
-障害者雇用納付金制度に基づく助成金-
職場適応援助者助成金等をご紹介します!
[障]
第29回職業リハビリテーション研究・実践発表会の開催について

刊行物の紹介

[障]
障害者職業総合センター研究部門の研究成果物のご紹介
[障]
職業センター令和2年度発行の技法開発成果物3種のご紹介

マイエリア情報

 
当機構の各地域の情報をご案内します

機構の出版物

[高]
エルダー4月号
[障]
働く広場4月号

お知らせ

[共]
機構ホームページ新着情報
[共]
調達関係(入札等)情報

[高] 高年齢者雇用支援関係記事
[障] 障害者雇用支援関係記事
[求] 求職者などに対する職業能力開発関係記事
[共] 各業務に共通して関係する記事

今月の特集

 「令和2年度障害者雇用職場改善好事例(※)」の応募事例を中心に、一般労働安全衛生対策を実施したうえで、雇用している障害者に対して、その特性に応じた取組みを行った事例を「取組み別・障害別」に当機構ホームページでご紹介しています。

※「障害者雇用職場改善好事例」は、障害者雇用および職場定着を進めるため、事業所において雇用管理や職場環境の整備など、さまざまな改善や工夫を行った事例を募集し、ほかの事業所が職場改善を進めるうえでモデルとなる好事例を広く周知するものです。


株式会社キョウセイ(岡山県)のオリジナルのピクトグラム

掲載事例のご紹介

 当機構ホームページに掲載している職場改善好事例のうち、一部をご紹介します。
 詳しくは、事例の下のリンク先をご覧ください。

■災害時の安心・安全向上に向けたプロジェクトチームの立ち上げ
    /株式会社ニッセイ・ニュークリエーション(大阪府)

健康への配慮 すべての障害

■改善のポイント

①障害のある社員を中心とした災害対策プロジェクトチームの立ち上げ

・さまざまな障害に配慮した、災害時の安心・安全向上に向けた取組みを推進した。

②災害時に車いす・クラッチを使用する社員の避難への配慮

・車いす使用の社員が自力で避難できるスロープを設置。外周を取り巻き、緩やかな傾斜角度とした。


外周を取り巻く傾斜の緩やかなスロープ

③聴覚障害のある社員の避難への配慮

・トイレなどを含めて全館に光警報装置を設置。

・火災発生時には白、地震発生時には緑のライトを点滅させることで災害の種類に応じた避難行動をとれるようにした。

④災害時の対応の理解の促進

・障害のある社員が主体となって活動する「危機管理委員会」が中心となり、災害の基礎知識、基本行動などをわかりやすくまとめた「災害対策マニュアル」、「災対ブック」を作成・配付。

取組みの効果

・障害のある社員による主体的な取組みを中心とした運営とすることで、社員の災害に対する意識の向上、身体機能の状況・特性などに応じたきめ細かな配慮の実現につながっている。

・自宅待機が必要な場合の判断が的確にできるようになった。

株式会社ニッセイ・ニュークリエーション「災害時の安心・安全向上に向けたプロジェクトチームの立ち上げ」のページはこちら

■障害特性に配慮した事故予防・再発防止/株式会社ハチカン(青森県)

安全衛生教育 事故防止 知的障害

■改善のポイント

①社内の「安全教習所」で体験型の安全教育

・社内に安全教習所を設置し、指差し確認の練習、機械への巻き込まれや床での滑りなどの体験を行えるようにしており、毎年1回全社員が受講。


勾配のある坂で滑り度合いを体験

②安全教育の確認テストの実施

・知的障害のある社員に向けて、入社時の安全衛生教育の確認テストに代えて、書面ではなく、「○」か「×」の2択方式による口頭での確認テストを行った。「×」の場合には、なぜダメであるのかの理由を回答してもらい、理解度を高めた。

【確認テストの例】

Q 指差呼称は一人の場合は行わなくてもよい。

Q 熱湯を使用する作業だが、一瞬であれば通常作業用の手袋だけでよい。

(A 両問とも×)

③安全面の指導体制

・知的障害のある社員1人に対し、世話役(障害者職業生活相談員)を1名配置。日々の指導をマンツーマンで実施した。

④事故防止や再発防止対策への全員参加

・安全パトロールの参加メンバーには、障害の有無にかかわらず全社員が参加できる体制とした。

・事故やヒヤリハットが発生した箇所、業務内容を基に社内ハザードマップを作成し、全社員の目にとまる場所に掲示した。

取組みの効果

・障害のある社員において、一度起きた事故と同様の事故の発生はなく、再発防止を図れている。

・全社員において、どのような状況が事故につながりやすいのかということへの理解度が高まり、事故予防・再発防止につながっている。

株式会社ハチカン「障害特性に配慮した事故予防・再発防止」のページはこちら

 「令和2年度障害者雇用職場改善好事例」へご応募いただいた事業所のみなさま、取材にご協力いただいた事業所のみなさまに、あらためて御礼申し上げます。
 なお、令和3年度は別の事業所の取組みを追加掲載していきますので、ぜひホームページをご覧ください。
 貴社での障害者雇用の取組みの参考としていただければ幸いです。

「障害者の健康に配慮し、安心・安全に働けるように
取り組んだ職場改善好事例」の全ページはこちら

過去の職場改善好事例のご紹介

 過去に募集した「職場改善好事例」を好事例集に取りまとめて掲載しています。

過去の「職場改善好事例」はこちら

◆障害者雇用職場改善好事例に関するお問合せ先◆
 雇用開発推進部 雇用開発課(TEL:043-297-9514)


 
注目のトピックス
受講料無料

 一年以上の実務経験を有する訪問型および企業在籍型職場適応援助者に対して、雇用管理やアセスメントに関する支援スキルの向上を図る研修を実施します。


◆日程および会場◆

【第2回】<大阪会場>
(日程)
令和3年8月3日(火)~8月6日(金)
(会場)
大阪会場 クラボウ本社ビル
(大阪市中央区久太郎町2-4-31)

◆申込受付期間◆

令和3年5月11日(火)~6月18日(金)
※全国からお申込みいただけます

◆お申込み先◆

 ホームページに受講申込書および申込方法を掲載しています。

訪問型職場適応援助者支援スキル向上研修の詳細はこちら
企業在籍型職場適応援助者支援スキル向上研修の詳細はこちら

◆お問合せ先◆

 大阪障害者職業センター
 (TEL:06-6261-5215<直通>/
  Email:osaka-ctr02@jeed.go.jp)

 障害者雇用納付金制度に基づき、事業主のみなさまには毎年、前年度の障害者の雇用実績に応じて、障害者雇用納付金の申告・納付や障害者雇用調整金などの申請を行っていただいています。
 常時雇用する労働者が100人を超える事業主は、必ず障害者雇用納付金の申告を行っていただく必要があります。

令和3年度の申告・納付や申請期限は下表の通りです。

種別 申告申請の対象期間 申告申請期間・納付期間
障害者雇用納付金 令和2年4月1日(水)~
令和3年3月31日(水)
令和3年4月1日(木)~
令和3年5月17日(月)※
障害者雇用調整金
在宅就業障害者
特例調整金
(納付金の申告
義務がある事業主)

※障害者雇用調整金などは、申告申請期限を過ぎた場合には支給できませんので十分ご注意ください。

詳細は、ホームページをご覧ください!

 納付金制度、納付金の申告、調整金などの支給申請に関する事務手続などについては、当機構のホームページをご覧いただくほか、各都道府県の当機構申告申請窓口にお問い合わせください。

<ホームページに以下の情報を掲載しています。>
 ◇障害者雇用納付金制度の概要(パンフレット、PDF資料など)
 ◇申告申請・納付の手続き
 ◇プライバシーに配慮した障害者の把握・確認について など

納付金制度申告申請解説の動画を公開しています!

納付金制度の概要や、申告申請および納付の具体的な手続きなどを解説した
“音声つきの動画”を当機構ホームページに公開しておりますのでご活用ください。

障害者雇用納付金制度 申告申請書の作成方法(動画)

◆お問合せ先◆
 各都道府県支部 高齢・障害者業務課
 (東京・大阪は高齢・障害者窓口サービス課)

 これまで厚生労働省(都道府県労働局)で行っていた次の助成金については、令和3年4月1日から障害者雇用納付金制度に基づく助成金として、当機構が支給審査等を行います。

①訪問型職場適応援助者助成金
 企業に雇用される職場適応に課題を抱える障害者に対して、訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)による支援を提供する法人に対して助成します。

②企業在籍型職場適応援助者助成金
 自社で雇用する職場適応に課題を抱える障害者に対して、企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)を配置して、職場適応援助を行わせる事業主に対して助成します。

③職場支援員の配置・委嘱助成金
 雇用する障害者の職場定着を図るために職場支援員を配置または委嘱した事業主に対して助成します。

④職場復帰支援助成金
 中途障害などにより1カ月以上の療養のための休職を余儀なくされた者の職務開発、そのほか職場復帰のために必要な措置を講じた事業主に対して助成します。

 詳しい内容につきましては、申請受付窓口である各都道府県支部高齢・障害者業務課(東京・大阪は高齢・障害者窓口サービス課)へお問い合わせいただくか、当機構ホームページをご確認ください。

◆お問合せ先◆
 各都道府県支部 高齢・障害者業務課
 (東京・大阪は高齢・障害者窓口サービス課)

 「職業リハビリテーション研究・実践発表会」は、職業リハビリテーションに関する研究成果や実践報告の発表のほか、特別講演、パネルディスカッションなどを行うもので、毎年開催しています。
 今年は以下の日程で開催を予定しています。

◆日程◆

令和3年11月 9日(火)
令和3年11月10日(水)

◆会場◆

東京ビッグサイト
(東京都江東区有明3-11-1)


昨年度の発表会の様子

※発表者は5月末から、当日の参加者は8月末ごろから募集する予定です。

※昨年は、新型コロナウイルス感染症の対応として、障害者職業総合センター(NIVR)ホームページに動画等を掲載して開催しました。第28回職業リハビリテーション研究・実践発表会の内容は、こちらから確認いただけます。

◆お問合せ先◆
 研究企画部 企画調整室(TEL:043-297-9067)

刊行物Web版の紹介

 障害者職業総合センターでは、障害者の職業リハビリテーションに関する施策の充実や、地域障害者職業センターをはじめとする支援機関の就労支援技術の向上に資するため、調査研究を行っています。
 今年度も、令和2年度に終了した調査研究の報告書などを障害者職業総合センター(NIVR)ホームページに掲載しましたので、ぜひご覧ください(PDFのダウンロードもできます)。

↓各調査研究の概要はこちらをご覧ください

【調査研究報告書No.155~No.160】

企業と地域関係機関・職種の連携による難病患者の就職・職場定着支援の実態と課題

職場復帰支援の実態等に関する調査研究

プライバシーガイドライン、障害者差別禁止指針及び合理的配慮指針に係る取組の実態把握に関する調査研究

除外率制度の対象業種における障害者雇用に関する実態調査

中高年齢障害者に対する職業生活再設計等に係る支援に関する調査研究

障害のある労働者の職業サイクルに関する調査研究(第6期)
-第6回職業生活前期調査(平成30年度)
・第6回職業生活後期調査(令和元年度)-

【各種教材・ツール・マニュアル等】

難病のある人の就労支援活用ガイド

始まっています! 難病のある人の就労支援、治療と仕事の両立支援

難病のある人の職業リハビリテーション ハンドブックQ&A

精神障害者雇用管理ガイドブック

除外率設定業種における障害者雇用事例集 -職場での工夫と配慮-

事例からみた中高年齢障害者に対する職業生活再設計のポイント

 障害者職業総合センター職業センターは、これまでの支援技法では効果が現れにくい発達障害、精神障害、高次脳機能障害のある方に対する新たな職業リハビリテーション技法の開発と改良を行い、幅広く支援技法の普及を行っています。毎年その成果物を発行しており、今回はそのなかから最新刊3冊をご紹介します。ぜひ、支援にお役立てください。

障害者職業総合センター職業センター

発達障害 実践報告書No.36

「リラクゼーション技能トレーニングの改良」

 ストレス・疲労への気づきやストレス対処法の習得・実践をうながす「リラクゼーション技能トレーニング」について、身体感覚・思考・感情に関するセルフモニタリングの向上という観点から補完する3つの新規プログラムを開発し、その内容、実施方法、留意点、支援事例などをまとめた実践報告書です。
 巻末には個別の支援で使用する教材を収録したCDを添付しています。


精神障害 実践報告書No.37

「ジョブデザイン・サポートプログラムのカリキュラムの再構成~プログラムの具体的な内容と支援の実際~」

 「ジョブデザイン・サポートプログラムのカリキュラムの再構成」に取り組みました。さまざまな支援技法を開発・追加しながら変遷してきたジョブデザイン・サポートプログラムの全体像や構成要素をわかりやすく整理し、各プログラムの具体的な内容や実施方法、実施上の工夫、支援事例などをまとめた実践報告書です。


高次脳機能障害 実践報告書No.38

「記憶障害に対する学習カリキュラムの紹介」

 高次脳機能障害者の支援課題として取り組む必要性の高い「記憶障害」に対する支援として、オーストラリアで開発された学習カリキュラムを参考とした「記憶障害に対する学習カリキュラム」の開発に取り組み、その内容や実施方法などをまとめた実践報告書です。このカリキュラムの特徴は、記憶のメカニズムの学習や内的な補完手段、外的な補完手段の習得を含む包括的な構成となっていることです。
 巻末にはカリキュラムで使用する教材を収録したCDを添付しています。

◆お問合せ先◆
 障害者職業総合センター職業センター(TEL:043-297-9043)

マイエリア情報

こちらのコーナーでは、各都道府県で行っている
研修、説明会、その他イベントなどをご案内しています。


↑日本地図をクリックすると各都道府県支部の
ホームページへアクセスできます。

機構の出版物

高齢者雇用、障害者雇用に関するより詳しい情報を
こちらからご覧いただけます。

(※表紙画像をクリックするとデジタルブックが開きます)

エルダー

[高] エルダー4月号

特集 人事労務担当者のための年金入門
 「生涯現役」、「人生100年時代」といわれるいまの日本で、より長く続く人生を経済面から支えるのが「年金」です。
 年金にも、「公的年金」といわれる国民年金・厚生年金、「私的年金」といわれる企業年金など、さまざまな制度がありますが、社会・時代の変化に合わせて年金に関する法律も改正を重ねており、引退後の個人のライフプランニングの視点から、そして企業における人事制度の視点からも、それらに対応していく必要があります。
 そこで今号では「年金入門」と題し、現代社会における年金の役割や近年の年金改革、難解さもある老齢厚生年金の仕組みなどについて解説します。
リーダーズトーク
人生100年時代。老後の生活設計に頼りになる公的年金をフル活用しよう
日本経済新聞編集委員兼紙面解説委員
田村正之さん

読者アンケートは随時受けつけています。
ご協力をお願いします。
バックナンバーを読む


働く広場

[障] 働く広場4月号

職場ルポ
 ビルメンテナンス業務、公園の管理運営などを行う株式会社美交工業(大阪府)を訪問。支援機関などと連携した障害者雇用の取組みを取材しました。
グラビア
 SMBC日興証券株式会社の特例子会社で、おもに事務サポート業務を行っている日興みらん株式会社(東京都)を訪問。障害のある社員それぞれに合わせた作業工程や治具など、工夫をこらした現場を取材しました。
編集委員が行く
 千葉県立特別支援学校市川大野高等学園(千葉県)と東京都立港特別支援学校(東京都)を訪問。知的障害のある生徒と社会をつなぐ特別支援学校の取組みを取材しました。

読者アンケートは随時受けつけています。
 ご協力をお願いします。
バックナンバーを読む

お知らせ
機構ホームページ 新着情報

調達関係(入札等)情報  現在、参加者を募集している調達関係(入札等)情報を、当機構ホームページに掲載しています。詳しい内容はこちらをご覧ください。
 当機構は、「国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律」(平成24年法律第50号)第6条の規定に基づき、「障害者就労施設等からの物品等の調達の推進を図るための方針」を定めています。

◆お問合せ先◆

 経理部 契約第二課(TEL:043-213-6437/6438)

◇編集後記
 今号の特集では「障害者の健康に配慮し、安心・安全に働けるように取り組んだ職場改善好事例」の一部をお送りいたしました。当機構ホームページにも、詳しく掲載していますので、ぜひご活用ください!
 今号も最後までお読みいただきありがとうございました。

第95号は5月31日(月)配信予定です。
メールマガジンのバックナンバーはこちら


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発行元:独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構企画部情報公開広報課
〒261-8558 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-2
TEL 043-213-6215 FAX 043-213-6556
(禁無断転載)

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