生産性向上支援訓練活用事例集Vol.1
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事業主団体活用事例事業主活用事例代表取締役小林さま訓練風景Q:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:当社ではIT、IoTを活用して工場全体の情報管理を電子化し、さらに生産設備の稼働情報を収集・分析して非生産作業を特定し、自動化技術で代用することで、「品質の向上」「生産性の大幅向上」等を導く計画を立案いたしました。計画の推進にあたり、会社全体でIoTの考え方を理解、共有できていることと、IoT活用に必須となる機材、ソフトウェア等の基礎的知識、スキルを得ることが課題であったため、適当な研修を探していたところ、ポリテクセンター山形から「生産性向上支援訓練のご案内」をいただき、特にバックオフィス分野の諸コースが当社のニーズに適していると思われたため、相談し受講させていただくことになりました。Q:訓練を利用した感想をお聞かせくださいA:訓練の準備に当たっては、当社のニーズに合わせたカリキュラムや訓練実施機関等をご提案いただき、講師の方々も来社されて詳細の調整をしていただきました。訓練の準備を綿密に進めてくれたことで、当社の求める知識、スキルを習得できるすばらしい訓練になっていると感じています。訓練には社長、工場長と共に各部門から参加者を選抜し受講させました。それぞれ携わっている業務が異なるので少し心配していましたが、積極的に受講していたように見受けられました。説明を聞くだけではなく、実際に機器を操作しながらの実践的な訓練になっていたところが素晴らしいと感じています。次回以降、実データを基に実務に近い形で受講を重ねることで、各々の理解がより深まることを期待しています。Q:訓練の内容はどのように職場で活用されていますかA:今回の訓練で各部門のIoTに対する全般的な理解は確実に高まりました。全社にIoT計画を展開するベースが整いつつあると感じています。製造部門では、習得した分析ソフトを活用して、現有の稼働データを工程分析する活動がすでに始まっています。Q:今後の抱負をお聞かせくださいA:習得した知識やスキルを活用して、情報管理の電子化や生産設備の稼働情報の収集システムの構築を実現していきたいと考えています。これらのシステムにより情報が常時豊富に活用できるようになるため、会社全体で品質及び生産性を向上させる活動を加速させていきます。Q:訓練を受講した感想をお聞かせくださいA:クラウド・IoTとは何かを理解しきれていないところからの受講でしたが、基礎の説明や他業種での事例を交えながら訓練を進めていただいたため理解しやすく、クラウドやIoT、ビッグデータ活用の全体イメージを捉えることができました。理解を深めたことで、自部署でクラウドやIoTをどのように活用し、何を達成したいのか等の次のステップへの目標設定がしやすくなり、また、会社全体で訓練に臨んでいるため、分からないことや考え方が共有できている点が良いと思いました。Q:訓練で習得したことをどのように業務に活用していますかA:訓練で学んだ分析ソフトを用いて各工程の分析に取り組みはじめています。今まではデータを様々な形に加工し、それぞれ「見える化」を行っていましたが、ツールを用いることで様々なデータを様々な形で「見える化」できるようになりました。また、結果を捉えやすくなり、分析に費やす時間が短縮できている点が良いと思います。今後は、IoTから得られた情報及びデータを分析ツールを用いて、更なる目標設定や問題点の早期発見、対策へ繋げられるよう継続してスキルアップに励みたいと思います。株式会社丸秀利用事業主の声株式会社丸秀訓練受講者の声3.利用者の声6

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