生産性向上支援訓練活用事例集Vol.1
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事業主団体活用事例事業主活用事例代表取締役社長百田さま斎藤さま青木さまQ:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:当社は、「地元福島とともに発展する企業であること」を社訓とし、2020年に創業100周年を迎えます。現在は、船舶用機械とグラブバケットを中心に生産活動を展開しています。人材育成は、3年かけて「階層別教育の体系化」を進めてきた中で、ポリテクセンター福島より生産性向上支援訓練の紹介を受け、訓練目的と当社の人材育成理念である「社員が喜び合える企業」とマッチしたこと、体系化及び訓練の目的にゴールの設定があり、効果的な訓練であると判断したことから、訓練利用を決めました。Q:訓練を利用した感想をお聞かせくださいA:訓練を平日の午後に設定し、受講者が職場を離れることで多能工化や現場管理者のマネジメントを含め、体制強化の相乗効果を見出せたと考えています。訓練内容に関しては、技術・スキルだけではなく「ものの見方、考え方(拡がり・深さ)」を伴って業務遂行に活用できることに期待しています。教育は際限がないものであるため、絶えず教育を受ける場面・時間・機会を従業員に提供していきます。<斎藤さま(初任層向け受講)の声>私は製缶課に所属しており、材料の切断、溶接、曲げを担当しています。今回の訓練では、生産管理のしくみ、原価、利益等の多くの分野を学ぶことができました。中でも、「特性要因図」を活用した問題解決法は、すぐに現場で取り組めるものであり、社内で実施している『スター運動(コアミーティング)』でも活用しようと思っています。特性要因図は職場のメンバーと話し合いができ、細かい点まで気づきが抽出しやすい点がとても良いと思いました。<青木さま(中堅層向け受講)の声>「生産リードタイム」は自工程においても生産性向上に向けたテーマであり、気づきが多く興味を持って訓練を受講することができました。私は機械課に所属しており、巻き上げ機械のモーター心臓部の製造を担当し、NCプログラムを駆使して製作を行っています。訓練を受講して、職場の5Sはもちろん、リードタイム短縮に向け、運搬、マテハン、部品のセット、工具の送り等の取組テーマがあると再認識しました。プログラムにおいても、改善策をイメージしながら多くを学ぶことができました。株式会社福島製作所利用事業主の声株式会社福島製作所訓練受講者の声3.利用者の声8

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