生産性向上支援訓練活用事例集vol.3
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事業主活用事例株式会社長野サンコー事業主団体活用事例・所在地:長野県諏訪市・事業内容:精密プレス加工・従業員数:61人取締役三浦さま栁平さまQ:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:当機構では、「ものづくり基礎セミナー」と題して例年講習会を開催しておりました。「職場活性化」をテーマにしたコースは担当者から管理者まで幅広く多くの方に参加いただいていました。ものづくり企業の目標は、生産性の向上と利益の創出です。「職場活性化」という切り口を大切にしながら、生産性向上に寄与できる方法を模索し始めていましたが、当機構は企業OBで構成されており、現場経験者が多いため我流の内容でコースを作ることは可能でしたが、どのような視点から解説すると生産性向上に寄与するかは明確ではありませんでした。そのような折、ポリテクセンター長野から生産性向上支援訓練の案内があり、当機構が求めるコースを実施できるため、利用を決めました。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:カリキュラムモデルに沿って講義内容を決め、諏訪地方では主として金属加工・組立の企業が多いことを踏まえて実例を取り入れながらコースを設定しました。多くの方にご参加いただき、コースのねらいが具現化できていたと感じております。今後は広報活動をさらに充実し、多くの企業に参加いただけるようにしていきたいと考えています。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:当社は創業52期を迎えた金型生産から精密プレス加工までの一貫生産を行っている会社です。特に1枚の板から立体構造にする絞り加工に特化しており、お客様の製品実現に協力させていただいております。訓練を利用するきっかけは、今までの当社の歴史の中において良き社風と悪しき社風が入り混じっている現状があり、今後さらに「自社の強み」を伸ばすために良き社風は継ぎ悪しき社風は取り除くことが必要不可欠であると考えていたことです。訓練は、自らの職場の問題点抽出をして改善活動を行う社風にしたいとの思いから、管理者を受講させました。実践的な視野を持つ訓練を受けて、管理者の意識に変化が生まれ、職場メンバーを巻き込む社風が吹き始めました。まだまだ定着はしておりませんが、今後も全社員を順次受講させ、共通意識の中成長をしていきたいと考えています。Q:訓練を受講した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:私は製造課の長として工場全体を掌握する立場であり、日々の仕事に追われ毎日を過ごしていました。5S活動や改善活動は実施しなければならないと思いつつも具体的に何を行えば良いか掴めずにいました。訓練の中で具体的な事案と改善方法を学び、実践的な内容であったためすぐに職場で活用することができました。まずは、問題点の抽出をするためにミッションボードの運用を行い、職場の問題点の見える化を図り、少しずつではありますが、職場メンバーと共に1日のうちの数分を改善活動にあてて、成果が出始めています。今後も訓練で得たことを忘れずに業務に務めていきたいと思います。株式会社長野サンコー利用事業主の声株式会社長野サンコー訓練受講者の声受講企業概要2.利用者の声NPO法人諏訪圏ものづくり推進機構利用事業主団体の声32

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