生産性向上支援訓練活用事例集vol.3
35/36

事業主活用事例森脇製麺事業主団体活用事例・所在地:徳島県美馬郡・事業内容:半田そうめん製造・従業員数:4人訓練風景Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:人口減少や高齢化により国内の消費が落ち込むことが予想される2020年代に、国内においてはこれまで以上の知名度の向上を、海外へは新たな販路を求めていかなければならないと考えています。訓練では、知的財産や商標に関する具体的な知識を学ぶことができました。特に、国内での地域団体商標を取得した後に海外での知的財産権取得を出願するとスムーズであることについては、海外販路の開拓に本格的に取り組む前に知ることができて良かったです。また、地域団体商標について話し合うことは、自分たちと産地の将来を考える良い機会となりました。再出願という挑戦が今の後継世代の生産者の共通のテーマとなり、団結力が生まれたことは大きな収穫です。これから何をしていくにも力を合わせることが必要となる中で団結力を高めることができたので、販売促進の戦略等、いろいろなことに挑戦したいと考えています。Q:訓練を利用した感想について、お聞かせくださいA:以前「半田手延べそうめん」を地域団体商標に出願して登録が叶わなかったことがあり、いつかもう一度チャレンジしたいと考え、準備を進めていました。その中で、再出願には組合員の商標に対する理解や基礎知識が申請の前の段階で必要不可欠であるということがわかりました。そのような折、ポリテクセンター徳島より生産性向上支援訓練の案内があり、商標に関する知識を学べるということで、利用を決めました。訓練を受講して、組合員の間に地域団体商標について、再度申請をしてみようという団結力が生まれ、団結力が高まったことで、販売促進の戦略も試すことができるようになりました。Q:訓練を利用した感想をお聞かせくださいA:これからの産地を支えていく組合員の後継世代が、商標や知的財産について正しい知識を学ぶことができ、海外商標についても知ることができました。訓練受講後は、あらためて地域団体商標に出願することが決定し、商標取得に向けて意欲が高まりました。また、自社の社名やロゴマークなどの知的財産をどうすればいいのか考える良い機会となり、生産者同士でブランド化に向けて、具体的な将来像を描きながら話すことができ、有意義な訓練であったと思います。半田手延べそうめん協同組合利用事業主団体の声森脇製麺利用事業主の声森脇製麺訓練受講者の声受講企業概要2.利用者の声34

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る