生産性向上支援訓練活用事例集vol.4
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事業主団体活用事例事業主活用事例訓練風景受講者の皆さまQ:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:当社は、建設現場、災害現場、住宅地、病院、山間部や離島で使用される、エンジン発電機、エンジン溶接機、エンジンコンプレッサといったパワーソースを取り扱うメーカーです。生産拠点は国内外に5拠点あり、その中でもマザー工場となる福井工場においては、モノづくりのベースとなる5Sと安全を重視した教育を考えていました。また、従業員の年間教育計画において、QCDSEの向上を念頭に、「事故のない職場安全をめざし、特に5S活動に焦点を当て、活動方法や意識改革の進め方など基盤に取組むための知識習得する」ことを計画していましたが、近年多発する自然災害に伴う発電機の急激な需要に対応するため、従業員を社外の研修にあまり出せないという現状があったことから、自社内を会場とすることができる生産性向上支援訓練のオーダーコースを利用し、各セクションのリーダーや中堅者に安全衛生活動の基礎からしっかりと学んでもらいました。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:知識の習得とともに、社外講師を迎えたことで、講師の方の体験談などちょっとした刺激も同時に受けることで、受講者が安全衛生活動に対しての意識高揚も図られたと感じています。今後も引き続き訓練を実施することで、知識の習得とスキルアップを図り、次期リーダー育成と共に、社会に貢献できる「安全で確かなモノづくり」を目指します。Q:訓練を受講した感想をお聞かせくださいA:訓練を受講し、講師の方からお聞きした体験談や事例から私が感じたポイントは、一人で考えずにチームで取り組む事が大事であり、QCDSE向上は5Sが重要であることです。訓練内容の一部である演習については、受講者へ2つの課題(ありたい姿とワンベスト)が設けられ、課題解決を踏まえた発表では私の思いつかない着眼点や改善もあり、勉強になりました。特に「ワンベスト」(同じものを複数置かない)では、使用頻度の高い物等を手前に配置する発表者なりの工夫がされている様子を伺うことができました。Q:訓練で習得したことをどのように業務に活用していますか?A:私自身も引き出しの中のワンベスト化を通じて、物を探す時間が殆どなくなる事を体感しています。Q:今後の抱負をお聞かせくださいA:今後は、訓練で学んだ事を弊社で実施している小集団活動(今年度テーマ5S)に活かし、安全衛生活動や生産活動につなげていこうと考えています。2.利用者の声デンヨー株式会社福井工場利用事業主の声デンヨー株式会社福井工場訓練受講者の声16

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