生産性向上支援訓練活用事例集vol.4
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事業主活用事例天龍エアロコンポーネント株式会社事業主団体活用事例・所在地:岐阜県各務原市・事業内容:航空機部品の製造及び組立、航空機シートの製造販売・従業員数:358人川協青年部企業外観Q:訓練を利用したきっかけについて、教えてください。A:当組合は、平成29年度から組合の研修事業の一環で生産性向上支援訓練に取り組んでおり、令和元年度についても引き続き利用することにしました。当該事業については、人材育成ニーズの把握から研修テーマの企画・立案まで、組合員企業の次世代を担う「川協青年部」を中心に決定しているところです。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせください。A:受講者からは、「生産性向上の問題を解決するための糸口となった」「今まではやり方が分からなかったが、新しい知識を学び業務に有用であった」との感想をいただきました。また、事業主からは、「具体的に生産性の向上や利益を出す生産を考えられるようになることがゴールであり、今後も継続的な実施が必要である」と訓練の更なる活用を視野に入れた感想をいただいているところです。この訓練を利用することで、すぐに企業の「生産性が向上する」という結果が出るわけではありませんが、受講者に気づきやヒントを意識付ける機会とし長期的に見て、知識やスキルの向上や生産性を上げていくような人材の育成につながっていくものだと考えています。組合として、組合員企業にとって必要な研修を設定し、企業内の人材力を高め続けていくこと、それを目指して、引き続き研修を行っていきたいと考えています。Q:訓練を利用した感想をお聞かせくださいA:川崎岐阜協同組合から案内をいただき、当社からは3名を受講させていただきました。訓練を受け、原価管理の意識向上につながり、変則勤務の導入による残業工数の削減、スケジュール管理によるコスト低減を図るようになったと感じています。また、コスト低減要素の理解が深まり、生産性向上の検討ができる人材が育ったと感じているところです。例えば、部署における作業進捗において、コストを考えた勤務の見直し(残業抑制)、経費発注の見直しが行われるようになったことは従業員の意欲の変化や意識の現れだと考えられます。Q:今後はどんな訓練を受講したいかお聞かせくださいA:今後は生産性向上に向けたスキルアップとして、現場改善やリーダーシップに係る訓練を受講させたいと思います。Q:訓練を受講した感想をお聞かせくださいA:入社1年目で分からないことだらけの中、原価管理とコストダウンに係る知識を習得するとともに、他社との交流ができたことがとても勉強になり、良い経験になりました。また、これからの自分の仕事の意欲向上にもつながりました。品質・納期はいつも見ていますが、原価に対して、作業工数、品質が良いのかという目線では仕事ができていなかったため、大変参考になりました。会社内の今まで見えていなかった部分を「見える化」したいという意欲が出るとともに改善活動に大変役に立つ情報が多くありました。天龍エアロコンポーネント株式会社利用事業主の声天龍エアロコンポーネント株式会社訓練受講者の声受講企業概要2.利用者の声川崎岐阜協同組合事業主団体の声38

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