生産性向上支援訓練(ミドルシニアコース)活用事例集
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日鋼設計株式会社利用事業主の声Q:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:当社はプラスチック総合メーカー株式会社日本製鋼所広島製作所の主力製品である造粒機、押出機、射出機の出荷設計を機械、電装、電子技術の分野で行っている企業です。これまでも能力開発セミナー(機械設計、電気・電子・制御系コース)を若手社員を中心に受講させてきました。職場全体として知識の共有、レベルアップを主眼に置いたベテラン社員からの技術伝承の重要性を感じており、業務のOJTに取り組んできましたがその方法が明確でなく効果は限定的なものでした。今回、生産性向上支援訓練の生涯キャリア形成分野についてご案内いただき、職業能力の整理、人材育成の進め方、OJT実施方法について興味を持ち、受講させていただくこととしました。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:訓練開催前に会場、時間帯、進め方など要望を聞いていただけたことで受講しやすく、30名程度のまとまった人数で受講できたことがよかったと思います。また、社内全部門から社員が受講したので、日頃交流できていない他部門の受講者と技術伝承の情報共有ができ、受講者相互のいい刺激となりました。今後は訓練で身に着けたことを継続、定着させるとともに部門間の情報交換を行っていきます。日鋼設計株式会社訓練受講者の声Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:以前より技術伝承は行っておりましたが、どんな視点からどのように伝承すべきか整理できておらず、上手く伝えることができていませんでした。今回の訓練を通し、仕事や経験が見える化されて、継承すべき具体的項目とポイントが明らかになり、後輩に何を教育していけば良いか見えてきました。また、後輩との接し方、コミュニケーションの取り方についても学べ、受講後のOJT実習において後輩の指導に役立ちました。その結果、後輩から質問される機会も増え、相互理解が図れるようになり、課内の活性化につながったと感じています。訓練で習得したことを継続するとともに、さらに広い範囲で技術伝承につなげていきたいと思います。102.利用者の声ミドルシニアコース活用事例訓練風景

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