生産性向上支援訓練(ミドルシニアコース)活用事例集
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永川建設株式会社利用事業主の声Q:訓練を利用したきっかけについて、教えてくださいA:業務上多くの資格を取得する必要があるため、その取得のために知識を身につけることはあっても、その他の教育を受ける機会は少ないと感じていました。特に、後輩指導については、昔は「職人は技術を先輩から盗んで覚えるもの」と言われていましたが、現在ではその方法は通用せず、基本的なことから指導して身につけさせる必要があると感じていたことから、今の時代に合った指導法について学ぶことができる機会を探していました。また、ここ最近はハラスメントの防止、ということが業界内で重要視されており、そのためにはコミュニケーションが重要と考えていました。昔は現場への行き帰りや休憩時間など、仕事の話、日常の話をする機会が多かったものの、今の若手社員とはそういった機会が減っており、会話をしないことでストレスをため込んでしまうことが心配でした。コミュニケーションを取ることは仕事の効果的な進め方や安全性にもつながるため、そういった部分も含めてコミュニケーションの重要性についても教育を行う必要があると考えていました。Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:今回の訓練を受講し、受講者一人ひとりが様々なことに気がつき、後輩指導についての認識・意識が変わったことが一番良かったと考えています。一人ひとりが自覚をもって、若手を育てるという立場を改めて理解してくれたことで、業務の中でさまざまな変化がみられており、効果が出ていると感じています。ただ、同じ状況では甘い考えがでてきてしまい、ミスにつながったりすること、人は一度学んだだけでは忘れてしまうことから、継続的に訓練を利用したいと考えています。また、今回は中堅層以上を対象とした訓練でしたが、若手社員の育成にも力を入れたいと考えているので、今後も様々な訓練を利用したいと考えています。永川建設株式会社訓練受講者の声Q:訓練を利用した感想と、今後の抱負をお聞かせくださいA:・若手社員の育成が課題だと感じていました。訓練を受講して、今の若手社員と自分が若手社員だった時の考えは違うので、それを理解することが大切だと感じました。現在はそのようなことを意識して取り組んでおり、若手社員から相談を受けることなども増えているように感じています。今後は怒る、叱るではなく、理解させること、できたときにほめるなど、コミュニケーションをとりつつ、いい環境づくりができれば良いと思っています。・部下の仕事に対する熱意が伝わってこないことに悩んでいました。今回の訓練を受講して、悪いところばかり指摘するのではなく、いい部分を認めほめることの大切さを知ることができました。また、自分の感情をコントロールすることで、部下も自分も仕事がしやすい環境を作っていけることが可能であると気がつき、日々ガミガミ怒らないよう心掛けた結果、作業場でも笑顔が見られ、笑い声がでるようになり、嬉しく思っています。122.利用者の声ミドルシニアコース活用事例代表取締役永川さま企業外観

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