生産性向上支援訓練活用事例集vol.5
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事業主支援活用事例ポリテクセンター三重7.サンユー技研工業株式会社様所在地三重県津市従業員数69名事業内容自動車のパワートレイン用の部品金型設計製作支援の概要把握した課題と目標・要望・現場の運用知識や管理指標の知識の習得が喫緊の課題。・知識を得るだけで安心しないよう伝えるとともに、訓練後に各自が課題を持って取り組めるよう問題提起をしてほしい。提案内容・現場の運用知識や管理指標の知識等を盛り込めるコース選定を提案した。・管理指標等の基本的理論が現場運用とリンクできるようカスタマイズした。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.貴社が抱えていた課題や訓練受講の目的について教えてください。A.水素自動車用などに対応したマーケットの拡充で、業務が多忙になってきたので、新入社員の採用を増やしました。まず最初はどうしたら従業員が楽しく仕事に取り組めるかに重点を置いています。そのため、ものづくりの基本的な部分の教育が不足していると感じていました。べテラン従業員を超える意欲のある若い従業員を育成し、人材のボトムアップを図りたいと考えていました。また、訓練を受講することで、会社から期待されていることを自負して欲しいという思いがありました。Q.感想を教えてください。A.各部署一人ずつ訓練受講者を選出したことで、部署ごとで教育に対する姿勢に顕著な差があることに気づきました。例えば、訓練受講者へのフォロー体制や、期待値、目標設定などに各部署でバラツキが散見されました。職場での教育内容を精査して、経営者と部署との教育方針のギャップを縮める必要性を感じました。個々人のボトムアップが目標でしたが、結果的に組織力アップの契機につながったことが良かったと感じています。受講した訓練コース名:「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」「生産現場の問題解決」「品質管理基本」実施時期:令和2年7~8月受講者数:延べ21人Q.感想を教えてください。A.・3コースの訓練を受講して、業務の改善や品質管理についての考え方や視点が増えました。・PDCAサイクルを用いることで作業の標準化の質がより高くなったと思います。・業務における問題の洗い出し方が分かったので、今後の問題解決に活かしたいです。・訓練で学んだことを実務のどの工程で活用できるのかをまとめ、社内で周知していき、無駄な動きや不具合の削減に取り組んでいきます。・前後の工程間での情報伝達の重要性への気づきや、どうすれば製品の品質が上がるのかをデータで分析し要因を追究するようになりました。・品質向上のためにデータを取り、そのデータに基づいて改善した内容を社内で情報共有しています。訓練風景9品質管理や業務改善による「ボトムアップ」を行いたい!!現場の作業改善や品質管理についての知識を習得したことにより、日常業務の中で、どうしたらムダなどに気づくことができるのかを考えるきっかけになった。

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