生産性向上支援訓練活用事例集vol.5
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事業主支援活用事例ポリテクセンター滋賀8.株式会社昭建様所在地滋賀県大津市従業員数164名事業内容土木工事、舗装工事、建築工事、アスファルト合材製造・販売、太陽光発電事業支援の概要把握した課題と目標・要望安全パトロールの確認基準・方法の知識習得とリスクアセスメントに関する意識啓発を図り、事故防止につなげたい。提案内容・「安全衛生概論」には安全パトロールを加え、「企業における安全衛生活動」はヒューマンエラーの解説・演習とし、「点検による管理」は「論理的思考(なぜなぜ分析)」を実施した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.1923年(大正12年)に創業し、まもなく100年を迎えます。琵琶湖の砂利採取事業から創業し、砕石製造・アスファルト合材製造など社会基盤となる高品質な建設資材を供給し、道路・舗装事業、土木・下水道事業等をはじめとする社会資本の充実のため地域社会のインフラ整備に高い技術力を持って取り組んでいます。安全についての教育方法について模索していたところ、生産性向上支援訓練・IT活用力セミナー(※)のリーフレットが送られてきて、問い合わせました。Q.感想を教えてください。A.訓練を利用して、当社で今まで発生した事故の多くに「なぜ」の追究が不足しており、事故発生の想定ができていないと感じました。ヒヤリハットの形骸化など言われてみれば思い当たることがありました。事故を未然に防ぐアプローチの仕方などを学ぶことができました。訓練内容を活かし、テーマを決めて実施することで、ヒューマンエラーを防ぐための気づきを促したいと思います。Q.感想を教えてください。A.訓練を受講し、気づかされる事が多くありました。特に、自分自身の体験に加えて、職場の仲間が様々な体験をしていたこと、同じ会社職場で働いているのに気づかなかったこと、見て聞いて知っていると思い込んでいたこと、自分に不足しているのは何か等を改めて考えることができました。常に安全を意識しているつもりでしたが、“つもり”であって、そこには“なぜ”という意識が不足していたということに気づける良い機会になりました。ヒューマンエラーはいろいろな要因、原因から起こり、業務においては“ヒューマンエラー=重大な事故”につながるので、ヒューマンエラーを未然に防ぐには「なぜなぜ分析」を使っていきたいと思います。受講した訓練コース名:「事故をなくす安全衛生活動」実施時期:令和2年7月受講者数:14人10ヒューマンエラーによる事故を未然に防ぐアプローチの仕方などを学ぶことができたことを活かし、ヒューマンエラーの気づきを職場に促すことができる。従業員の「安全衛生に対しての意識」を向上させる!!(※)令和2年度までで終了した事業ですが、令和3年度からは、生産性向上の手段としてITを利活用する上で必要な知識や手法を習得することを目的とした「IT業務改善」として、生産性向上支援訓練の一部で類似のコースを開講しています。アスコン工場全景受講風景プラントオペレーター状況

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