生産性向上支援訓練活用事例集vol.5
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事業主支援活用事例ポリテクセンター千葉5.株式会社武井製作所様所在地千葉県松戸市従業員数30名事業内容金属加工業支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・個々の課題が経験年数によって異なると考えられることから、階層別に異なるコースを複数設定することを提案した。・業務の「見える化」に係る課題について、実際にPCを使用し、表計算ソフトの「関数」の活用方法や数値をグラフ化する方法を習得できるコースを提案した。また、作成、蓄積したデータの今後の活用について「RPAの概要」を理解できるコースを提案した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は創業から70年、金属加工の世界で常に「精度」を高め続け、近年は部品の高付加価値化に取り組んできた結果、令和2年10月経済産業省による「2020地域未来牽引企業」に選定されました。しかしながら令和2年度当初は、コロナ禍による大幅な売り上げダウン、生産調整を余儀なくされていました。そこで、この期間を「社員教育に注力する絶好の機会と捉えることとし、雇用調整助成金を利用しつつ、令和元年度から受講してきた生産性訓練を活用させていただこうと考え、ポリテクセンター千葉へ相談しました。Q.感想を教えてください。A.訓練内容について、当社の要望を取り入れていただき、また前回のコースとのつながりを持たせる形でカリキュラムを作成いただいたことで、受講した者は集中力を切らすことなく当事者意識をもって受講することができました。コロナ禍であり、訓練の結果が数字となって表れるのは少し先になりそうですが、受講後の社員の意識の変化は、日々の主体的な行動からはっきり確認することができます。今回、階層別の訓練は「初任層」から「リーダー層」まで行いましたが、今後は、定年を意識し始める「ベテラン層」を対象とした訓練についても、ポリテクセンター千葉にご協力いただき、実施していきたいと思います。Q.感想を教えてください。A.【「業務効率向上のための時間管理」受講者】受講時間中に何度も行ったグループワークを通じてこれまで気づくことができなかった作業の改善点を見つけることができました。また、あまり聞くことがなかった他部署の意見を聞くこともでき、新たな発見がありました。訓練を受講したことで、普段行っている作業を可視化することができるようになり、改善すべき業務の内容を具体的に把握できるようなりました。【「RPAによる業務改善」受講者】RPAについては、これまで見聞きすることだけであったため、訓練を通じて具体的に取り組むことによって理解が深まりました。また、当社の業務の中で、どの作業が実際にRPA化できるのかについてもイメージできるようになりました。訓練全般を通じて、講師の説明が分かりやすく、また質問しやすい雰囲気であったことから、様々な質問をさせていただき、その場で疑問を解決することができ、とても満足しています。受講した訓練コース名:「現場社員のための組織行動力向上」「業務効率向上のための時間管理」「職場のリーダーに求められる統率力の向上」「作業手順の作成によるノウハウの継承」「チーム力の強化と中堅・ベテラン従業員の役割」「業務に役立つ表計算ソフトの関数の活用」「RPAによる定型業務の自動化」「品質管理に役立つグラフ活用」実施時期:令和2年7~12月受講者数:延べ86人訓練風景7企業外観等の写真をいただけるようでしたら、貼付けをお願いします。見える化されたデータの「円滑な活用へのステップアップ」を図る!時間管理による従業員の「業務改善策を具体化」する!!・生産効率を高めるためのタイムマネジメントの重要性を理解させたい。・表計算ソフトを使いこなせておらず、データを活かしきれていない。・普段行っている作業を可視化することができ、改善すべき業務の内容を具体的に把握できるようなった。・作業のRPA化についてイメージできるようになった。

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