生産性向上支援訓練活用事例集vol.5
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事業主支援活用事例ポリテクセンター石川6.株式会社NTN能登製作所様所在地石川県羽咋郡従業員数165名事業内容製造業(産業機械用軸受の生産)支援の概要把握した課題と目標・要望・ロス、ムダをなくして自らが付加価値を上げていきたい。・事務部門の業務で活用しているピボットテーブルについて、より高度な機能を理解したい。提案内容・訓練を身近なものとするため訓練受講者の実際の改善課題を題材とした内容とした。・ピボットテーブルを作成する演習に業務で使用する実際のデータを使用した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.2018年着任当初、創業8年目を迎える平均年齢が34歳前後の若い会社でしたが、自分たちで会社を盛り立てていくという機運が弱く、また、教育の機会が十分与えられていないと感じていました。生産性向上支援訓練やIT活用力セミナー(※)は、受講者が出張することなく、社内で訓練できること、内容のレベルやプログラム構成など、要望に沿った内容で実施できる点が良いと思い受講しましたQ.感想を教えてください。A.【ものづくりの仕事のしくみと生産性向上】行動変容の良いきっかけとなり、自分の業務で必要時に活用したり、後輩指導時に役立てています。【ピボットテーブルを活用したデータ分析】表計算ソフトを活用できる範囲が広まり、自分の業務で必要時に活用したり、後輩指導時に役立てています。訓練で教わった内容が、職場において共通言語として浸透しつつあり、理解が深まったと感じます。受講した訓練コース名:「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」「ピボットテーブルを活用したデータ分析」実施時期:令和2年11~12月受講者数:延べ25人Q.感想を教えてください。A.【「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」受講者】訓練で特に良かった点は、QC活動の進め方や、QCストーリーの組み立て方の理解が深まったことです。また、グループでの話し合い、意見を出し合うことが重要だと、非常に勉強になりました。今後は、7つのムダを意識しながら、改善に対する着眼点を広げたいと考えています。さらに、改善の4原則を取り入れて、作業の効率化や簡素化を進め、各個人の多能工化や、研削盤の多台持ちを実現させたいと思います。また、QC活動を通じて改善項目を標準化し、グループ内のスキルアップに役立てていきます。【「ピボットテーブルを活用したデータ分析」受講者】訓練で特に良かった点は、簡単な手順のみで、様々な視点からデータ集計できる点を知ったことです。訓練で学んだことで、データ収集後の評価・分析作業の効率化ができ、作業時間が減りました。ピボットテーブルは複雑な数式や特別な関数を使わずに、大量のデータ分析が可能です。まだまだ知らない機能があると思いますので、少しずつ機能や手順を覚え、業務効率を向上させたいと思っています。8(※)令和2年度までで終了した事業ですが、令和3年度からは、生産性向上の手段としてITを利活用する上で必要な知識や手法を習得することを目的とした「IT業務改善」として、生産性向上支援訓練の一部で類似のコースを開講しています。「製造業全体のしくみや流れ等を理解」し、業務改善を図る!「事務部門の作業レベルをアップ」させ、効率化を図る!!・作業の効率化や簡素化のきっかけとなり、作業グループ内のスキルアップに役立てることができる。・データ収集後の評価・分析作業の効率化ができ、作業時間が減った。

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