生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例支援の概要把握した課題と目標・要望訓練後の成果6.石川メッキ工業株式会社様所在地石川県金沢市従業員数52名事業内容表面処理製造業提案内容・品質の概念や言葉の定義といった基礎的な内容を丁寧に説明する内容とした。・テキスト作成において、QC検定4級~3級の出題範囲の中で必須とされる単元を中心に盛り込み、受講者が職場での活用のみならず、今後QC検定に挑戦する場合にも活用できる内容とした。生産性向上支援訓練利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.現在、当社では経営者や従業員、技術者や営業全てが連携し、全員で生産性向上や課題解決に取組み、お互いが協力して深く考えることを意識的に行っています。今般の新型コロナウイルス感染症による影響から、客先の見方がより厳しくなり、品質管理の考え方が非常に重要となってきています。そのため、品質管理における「検査」について、自工程検査が基本であること(理想は検査不要)を理解し、それぞれが工程に責任を持ち、自分達で解決していくという意識を持ちながら、良いものづくりができる製造技術者となってほしいと感じ、訓練を受講しました。Q.感想を教えてください。A.受講者の多くは「品質管理」という言葉を難しいと感じていたようですが、普段の製造業務の中で、品質管理を何気なく行っていることに気づき、訓練内容を身近に感じることができるようになりました。また、普段から変化点に気を付けるようになったことや、自ら生産している製品の品質に対して、疑問を持つことができるようになりました。今後は、現場技術者が品質管理を実施できる体制を構築するために、引き続き訓練を活用していきたいと考えています。また、より良いものづくりができるために、訓練内容が当社の社風となるようこれからも伝承していきたいと思います。Q.感想を教えてください。A今回の訓練により、「品質」というものを新たな方向から再認識でき、改善へのアプローチの方法も学べたので、とても実りのある訓練でした。同時に、今まで感覚的に捉えていたことを、言葉として系統立てて説明をしていただいたことにより、方法論として吸収できました。訓練により作業記録の重要性を再認識できたので、変化点の記録などを含めて積極的に記入しています。今後は、訓練で得たことを部署内で共有し、不良の再発防止・未然防止に役立て、より良い生産を目指していきたいと思います。A.今回の訓練を経て、品質管理が身近に感じられ、今までよりもめっき膜厚のバラつきに注目するようになりました。また、後工程で作業する人のことを考えて仕事をするようになりました。グループワークを通して、他部署の人とコミュニケーションが取れたことにより、様々な意見を聞けたことが、このような変化に繋がったと思います。さらに、日々の業務をルーチン化することで、細やかな変化や異常にも気づきやすくなりました。今後は、全社改善活動など、何か行動をするときは、周りの人を巻き込んで、複数人で協力して活動しようと思います。同時に、発生したミスは後輩にも伝え、再発防止に努め、品質の安定化への仕組みや作業方法を積極的に考えようと思います。受講した訓練:オーダーコースコース名:①「品質管理基本」②「品質管理実践」実施時期:①令和3年7月②令和3年9月受講者数:延べ20人現場技術者が「自ら品質管理を実施できる」体制を構築する!品質管理において、自工程検査が基本であることを理解し、各々が工程に責任を持ち、自分たちで解決していく意識を持ってほしい。ポリテクセンター石川9・「品質管理」を身近に感じられるようになり、普段の仕事とのつながりを理解できるようになった。・細やかな変化点を部署内で相談できるようになった。

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