生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例ポリテクセンター和歌山9.株式会社シマファインプレス様所在地和歌山県和歌山市従業員数104名事業内容繊維機械部品製造ほか支援の概要把握した課題と目標・要望訓練後の成果創業40年を超えているが、ベテランは叩き上げが多く、技術伝承のためにも、若手に仕事への向き合い方を学ばせたい。提案内容・コロナ禍等の影響で組織の確実な活性化を促す必要性があり、まずは若手に仕事のあり方を学ばせるコースの実施を提案した。・仕事での問題発生の原因を追究し、真の原因を見つけて再発防止を図る「なぜなぜ分析」の手法を採用したグループワークを取り入れた。生産性向上支援訓練各自が日頃抱えている仕事での問題点を洗い出し、自発的に解決方法を考えていく意識が身についた。利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は島精機製作所の「ホールガーメント横編機」等の高精度な部品などを製作する会社です。コロナ禍における製造拠点の見直し等の背景もあり、コスト低減要求が求められる環境下での改善を図るため、ポリテクセンター和歌山の提案を受け、若手・中堅層のそれぞれの階層に応じた訓練を計画する運びとなりました。若手従業員について「会社とは」「組織とは」等を、仕事の向き合い方を学ばせるために「ものづくりの仕事のしくみ」を学ぶコースを選択しました。また、研修などの受講機会は新人研修程度であったため、今回は多くの部署の若手従業員に受講させました。Q.感想を教えてください。A.仕事での問題発生の原因を追究し、これを深掘りして真の原因を見つけて再発防止を図る「なぜなぜ分析」の手法でグループワークを行ったところ、今までにない改善手法との感想で好評でした。今後は若手のやる気に会社が応えるよう、中堅層の若手指導ノウハウや、従業員のITスキルを底上げするコースを受講させ、一層の生産性向上を図り、モットーとする「挑戦は不可能をも可能にする」会社づくりを目指していきたいと思います。受講した訓練:オーダーコースコース名:「ものづくりの仕事のしくみと生産性向上」実施時期:令和3年6月受講者数:12人Q.感想を教えてください。A.グループワークでは、各自が日頃から感覚的に抱えていた問題を意見し合い、なぜそれが起こり、どう対応すべきかの話し合いを行い、これを文字で起こしたことで改善手法を実感できました。このように解決方法を導く具体的指導をいただき、今後、仕事での問題点の洗い出しから解決の進め方を自発的に考えていく上で、大いに参考となりました。仕事をする上で、「なぜ?」という意識を常に持ち続けることは大事であり、学んだ解決方法を活かし、チームワークで職場の活性化を図っていきたいと思います。企業の活性化のために「若手従業員のボトムアップ」を図る!取締役部長加納様訓練風景12

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