生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例ポリテクセンター島根11.社会福祉法人愛耕福祉会様所在地島根県雲南市従業員数84名事業内容保育所経営支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・オープンコースとして設定した「職場のリーダーに求められる統率力の向上」への受講を勧奨した。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.保育現場は子どもの保育以外にも事務的な作業を多く担っており、一人ひとりの業務負担が大きく生産性が上がらないという現状があります。また、人材育成面においてもOJTに依存しており、組織(職場)をマネジメントする意識が希薄であると感じていたところ、ポリテクセンター島根から届く生産性向上支援訓練のダイレクトメールが目に留まりました。Q.感想を教えてください。A.次期管理職候補(主任及び副主任保育士)向けにタイムリーな内容でした。異業種の方との交流で職業人としての「立ち位置」を発見し、また、マネジメントを体系的に学ぶことが出来ました。保育業界の研修は専門的なテーマが多く、それ以外の情報に触れることが少ないのが現状です。受講者が「復命書」等を通じて今回の内容を職場にフィードバックすることで、さらに、マネジメントの知識を貪欲に取り入れたいという意識の変化も見られました。今後、保育者としての「視野」を広げるために1人でも多くの職員に専門分野以外の学びを体験できる、生産性向上支援訓練を活用したいと考えています。次期管理職候補向けに「組織をマネジメントする意識」の向上を図る!!受講した訓練:オープンコースコース名:「職場のリーダーに求められる統率力の向上」実施時期:令和3年5月受講者数:3人(コース全体では16人)Q.感想を教えてください。A.後輩職員が全体的に受け身で控えめなので、自ら行動したり考えを発信する部分が弱いと感じていました。訓練を受講して「職場の課題と解決のプロセス」を考察する中で、課題の対象が「人」である保育現場においては明確なゴールが分かりにくいと感じました。訓練で良かった点は、「コーチングを活用した指導法」についての学びです。保育現場の対象である「人」の課題を抽出するプロセスでは、「見えないものを捉える」ことを意識するようになりました。今後は、後輩職員が失敗も含めていろいろな経験をしていく中で、本人が存在意義を感じられるような関わり合いを通じて、持っている力を引き出していきたいと思います。・異業種の方との交流により、職業人としての「立ち位置」を発見でき、マネジメントを体系的に学ぶことができた。保育所の風景・保育以外の事務作業が多く、一人ひとりの業務負担が大きい。・人材育成もOJTに依存しており、主任・副主任保育士のマネジメント意識が希薄である。14

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