生産性向上支援訓練活用事例集vol6
17/20

事業主支援活用事例ポリテクセンター愛媛13.江南ラミネート株式会社様所在地愛媛県四国中央市従業員数44名事業内容紙加工品・プラスチック製品の加工および販売支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・初心者向けにも理解できるよう、製造管理のポイントを追加し、7つ道具の理解や活用ができるよう演習も多く取り入れた。・新型コロナウイルスの拡大を考慮し、オンラインコースでの実施とした。・従業員の品質に対する考え方が変わった。・各工場の品質管理責任者が集まり、クレーム対策などを報告する会議を行うようになった。生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は所在地の敷地内に4つの工場がありますが、それぞれの工場では加工方法も、顧客ごとの品質要求も異なる多種多様の製品を製造しています。社内の基準やルールが曖昧な部分があり、工場間のジョブローテーションもあまり行われていないがためか、品質管理に対する従業員の考え方も工場によりまちまちの状況でした。品質管理担当者の品質に関する考え方の統一や取り組む姿勢を変える事が必要と考え、管理手法の知識・技能の習得と同時に「なぜ品質管理が必要なのか、品質管理の必要性・重要性」が理解できるよう、訓練の受講を考えました。Q.感想を教えてください。A.受講者6名のうち4名が未経験者でしたが、訓練を通じて品質に関する管理手法を入り口程度に理解できたと思います。特に、受講者の品質に関する考え方が変わったことを肌で感じています。これから、生産性の指標となるデータの収集を行う上で、クレーム・トラブルによる手直しの時間や、かかった工数の集計などの基礎のデータ作りをしていくところです。まだ活用できるまでのレベルではありませんが、今回の研修で学んだことを活かし、引き続き品質と生産性の向上に取り組んでいきたいと思います。Q.感想を教えてください。A.私が所属している品質管理推進室では、月1回の品質管理担当者会議で、各工場の担当者からトラブル報告書を提出してもらっています。また、3カ月に一度各工場の品質管理責任者が集まり、社長に対しクレーム対策などを報告する品質保証会議も始めました。これまで社内では、品質のトラブルをいかにして抑えるのか、どうすればトラブルを少なくできるのか、トラブルをトラブルと思わないなど、社員の品質管理に対する理解が低いように感じていました。今回のオーダーコースの訓練を終えて、社員の考え方が変わったと感じています。具体的には、これまでなかなか意見が出なかった担当者会議において、積極的に意見が出るようになりました。また、トラブルの報告が催促しなくても提出されるようになりました。引き続き、品質向上に活用していきたいと思います。受講した訓練:オーダーコースコース名:「品質管理基本」実施時期:令和3年9月受講者数:6人品質に関する考え方やルールの「社内での統一化」を図る!社内に統一した品質管理に関するルールがなく、工場間でのジョブローテーションもないため、品質管理に対する従業員の理解がまちまちの状況。業務管理担当坂川様受講者相川様16

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る