生産性向上支援訓練活用事例集vol6
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事業主支援活用事例ポリテクセンター大分15.フンドーキン醬油株式会社様所在地大分県臼杵市従業員数500名事業内容醬油・味噌・調味料の製造および販売支援の概要把握した課題と目標・要望提案内容・商品開発や企画に関連するコースの中から「新サービス・商品開発の基本プロセス」を取り上げ、従業員を2グループに分けて同じコースを2回実施(6時間×2日)生産性向上支援訓練訓練後の成果利用者の声事業主の声受講者の声Q.利用したきっかけを教えてください。A.当社は1861年の創業以来、味噌・醬油などの生産・販売をしています。商品開発部では企画提案から発売後フォローまで、一貫業務を小グループで担当します。そのプロセスで発生する課題等を協議する機会を月次で設け、チームの成長を図っていますが、組織横断的に何かしらの学習機会・触媒が存在することが、課題解決のアプローチとして必要でした。Q.感想を教えてください。A.今回は商品開発部だけでなく、企画された商品の試作や工場生産への落とし込みを担当する研究所スタッフと共に受講しました。これまで同様の他研修を受けた経験者は、訓練を受講して「わかっていたつもりが、わかっていなかった」と気づくことができたようです。特に、講師が事前に店舗を観察し、的確なアドバイスを伝えていただいたことにより、具体的なイメージが湧いたと思います。また、スタッフ全員が同時に課題に取り組むことで、共通した「苦手なところ」を確認でき、チームの弱点として共有認識することもできました。企画会議でのディスカッションが以前よりも活発になり、訓練で得た分析シートの活用も見られます。今後は、自分たちの得意不得意なポイントをあらかじめ洗い出しておき、課題にマッチした訓練をタイムリーに活用できればと考えています。Q.感想を教えてください。A.市場分析や商品コンセプト立案に関して苦手意識があったので、商品開発手法を学ぶ上で大変参考になりました。市場分析からターゲッティング、ポジショニングまで、どのように順序立ててコンセプト作成につなげていくかが実践を通して学習でき、今後の商品企画に役立てられると感じました。また、実践式の研修をグループワークで行ったため、自分の考えだけでなく他の人の考え方を聞くことで、テーマに対して広い視点で意見を出し合うことができました。受講した訓練:オーダーコースコース名:「新サービス・商品開発の基本プロセス」実施時期:令和3年7月~8月受講者数:延べ23人・新商品開発のプロセスを学び、その必要性を理論立てて説明できるようになった。・スタッフに共通する弱点を確認でき、強化ポイントとして課題化することができた。「良い商品を生み出し続ける」ためのアプローチを習得させる!!・営業部門の従業員に対しては、コスト面からOJTによる教育しかできていない。・新商品開発に当たっての組織横断的な学習機会がほしい。A.私は「美味しいものが魅力的な商品なのでは」と考えていましたが、マーケティングを学び、多くの視点から立案している立場の苦労が少し理解できました。訓練で異なるセクションの担当者と一緒に商品開発のプロセスを学べたことで、商品開発についての知識や言語を共有でき、仕事が進めやすくなるのではないかと思います。商品開発部開発課長兼川様および受講者の皆様18

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